
AppleがOPPOと元Apple Watchエンジニアを相手取った訴訟について、MacRumorsが伝えました。
Appleは2025年8月、元従業員のChen Shi氏がApple Watchの秘密情報をOPPOに流出させたとして訴訟を提起していました。
そして先週、Appleが裁判所に提出した文章により、問題の元従業員が数百人のOPPO社員に向けてAppleの機密情報に関するプレゼンテーションを行っていたことが判明したとのこと。
今回Appleが法廷に提出した文書で判明したのは、Chen Shi氏がOPPOの社内イベントで、「Appleのセンサーハードウェア開発の哲学と手法」というテーマでプレゼンを実施していたこと。社内の告知では「Appleのセンサーがどう開発されるか、気になりませんか?」と記載されていました。かなり露骨ですね。

Appleは法廷に求めているのは、Shi氏による情報共有の禁止、OPPOによるApple技術の利用禁止、そして秘密情報に接触した従業員の隔離と競合技術開発からの排除です。損害賠償、懲罰的賠償金、弁護士費用の請求も求めています。
一方、OPPOは「営業秘密は流出していない。プレゼンは一般的なエンジニアリング原則を扱ったもの」と反論しています。
裁判所はOPPOに対し、Appleが要求する文書を10月31日までに提出するよう命じました。Appleは当初の訴状で、原状回復、損害賠償、懲罰的賠償金、弁護士費用、そしてOPPOとShi氏による営業秘密開示を防ぐ差し止め命令を求めています。今後の展開に注目です。


















