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Apple、重要人物が一斉退職。リキッドグラス担当のデザイナーまで離職でApple大ピンチかも

 Appleから重要人物の離職が続いています。

 まずAI分野では、機械学習とAI戦略を統括してきた上級副社長ジョン・ジャンアンデレア氏がポジションを降り、2026年春にかけて退職することになりました。しばらくはアドバイザーとして社内に残り、AIチームの仕事は新たに副社長として採用されたアマル・スブラマニア氏が率います。

 スブラマニア氏はGoogleやMicrosoftでAI開発を牽引してきた人物で、AppleではSiriの刷新を含む社内AIモデルやインフラの構築を担当し、ソフトウェア部門トップのクレイグ・フェデリギ氏直属となります。

 デザイン面では、ユーザーインターフェイスデザイン担当副社長としてiOSや「Liquid Glass」などの見た目を長年統括してきたアラン・ダイ氏がMetaへ移籍。ダイ氏はReality Labs内に新設されるクリエイティブスタジオを率います。

 こうした中で、次に去るかもしれないキーパーソンとして名前が挙がっているのが、ハードウェア技術担当シニアバイスプレジデントのJohny Srouji(ジョニー・スルージ)氏です。

 BloombergのMark Gurman記者によると、スルージ氏はティム・クックCEOに対し、近い将来Appleを離れることを真剣に検討していると伝えたそうです。次期CEO候補など経営陣の顔ぶれが変わることを想定しての動きのようです。

 スルージ氏は、Intel製プロセッサから自社設計のAシリーズ/Mシリーズへの移行を主導し、iPhoneやiPadだけでなくMacやApple Watch、さらには自社開発モデムや無線チップまで含めた「Apple Silicon」戦略の中心人物として知られます。イスラエル出身で、開発拠点を含むハードウェア部門を束ね、ここ10年のApple製品の性能向上と電力効率の向上に大きく貢献してきました。

 報道によれば、クックCEOはスルージ氏の引き留めに全力を挙げており、多額の報酬パッケージに加え、将来的なChief Technology Officer(CTO)ポストまで提示して慰留を図っているといいます。

 AI担当、デザイン担当に続き、Apple Silicon戦略の司令塔までが入れ替わるとなれば大きな影響がありそうです。

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