エントリー向けのS4 Playも!
統合チップセット大手のQualcommが同社製チップセット”Snapdragon S4″シリーズをを4種類に分類する事を発表しました。
Snapdragon S4シリーズはスマートテレビなどのマルチメディアデバイス向けの”Snapdragon S4 Prime”、タブレット/ノートブック向けの”Snapdragon S4 Pro”、タブレット/スマートフォン向けの”Snapdragon S4 Plus”、そしてローエンド向けの”Snapdragon S4 Play”がラインナップされます。
詳細なスペックと分類は以下のとおりです。
- Snapdragon S4 Prime
MPQ8064
Qualcomm 28nm Krait 4コア(クアッド) 1.5GHz CPU
Qualcomm Adreno 320 GPU - Snapdragon S4 Pro
- 4コア(クアッドコア)版
APQ8064
Qualcomm 28nm Krait 4コア(クアッド) 1.5~1.7GHz CPU
Qualcomm Adreno 320 GPU - Snapdragon S4 Pro
- 2コア(デュアルコア)版
MSM8960T (MSM8960 Pro)
Qualcomm 28nm Krait 2コア(デュアル) 1.5~1.7GHz CPU
Qualcomm Adreno 320 GPU - Snapdragon S4 Plus
– 1.5~1.7GHz版
APQ8060A/MSM8960/MSM8660A/MSM8260A
Qualcomm 28nm Krait 2コア(デュアル) 1.5~1.7Ghz CPU
Qualcomm Adreno 225 GPU
– 1.2GHz版
APQ8030/MSM8930/MSM8630/MSM8230
Qualcomm 28nm Krait 2コア(デュアル) 1.2GHz CPU
Qualcomm Adreno 305 GPU
– 1GHz版
MSM8627/MSM8227
Qualcomm 28nm Krait 2コア(デュアル) 1GHz CPU
Qualcomm Adreno 305 GPU - Snapdragon S4 Play
MSM8625/MSM8225
ARM 45nm Cortex-A5 2コア(デュアル) 1GHz CPU
Qualcomm Adreno 203 GPU
S4 Playは従来のQualcomm独自設計CPUコアではなく、ARM Cortex-A5を採用するようですね。Cortex-A5プロセッサは最小、最低消費電力を謳うプロセッサで、コストが安いことからローエンドスマートフォンに向いている、とされています。
従来、MSM8930はシングルコアKraitを搭載する、とされていたはずですが、最新のデータを見る限りだとデュアルコアとなっています。仕様が変更されたのかな?
NVIDIAのCortex-A9 4+1コアプロセッサであるTegra3、サムスンのCortex-A9 4コアプロセッサであるExynos Quad等様々な次世代プロセッサが登場してきましたね。ARMデバイスに対応したWindows RTも出てくるため、今後が更に楽しみになりそうです。
source : Qualcomm(PDF注意)