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KDDI田中社長、au版iPhone5Sにおける800MHz帯のLTE対応を示唆。

 KDDIの田中孝司社長は、engadgetの単独インタビューに応じ、通信や機種に関する今後の展望を語りました。

 iPhone 5の利用する2GHz帯のLTEについて、競合のSoftBankが優位であるとの見方を示した文脈において、「僕らはこの秋からの本命は800MHz帯だと思っています」との見方を示しました。もちろん、次期iPhoneがそれに対応するかどうかへの具体的な明言は避けました。

 KDDIのLTEネットワークは、800MHz、1.5GHz、そして2.1GHzの3種類で構成されています。KDDIは2.1GHz帯を元々主力には位置付けていませんでしたが、au版iPhone 5は2.1GHz帯のLTEのみにしか対応していません。

 こうした背景に起因する、いわゆる「エリア詐称問題」が起きたため、総務省の指導消費者庁の措置命令を受け、中にはユーザーの無償解約が認められる事例も確認されました。さらに通信障害も多発し、非常に意味の重い「行政指導」を受けたことで、KDDIの信用の屋台骨が揺らぎつつありました。

 KDDI版のiPhone 5Sが、2.1GHz帯以外のLTEに対応するといった噂、憶測は他のメディアでも伝えられています。田中社長は明言を避けたことは、Apple製品に関する発表前の決定事項にはノーコメントを守る慣例からは、むしろ800MHz帯対応の可能性は高まったと考えられるでしょう。

 もし、ここで800MHz帯のLTEにiPhone 5Sが対応すれば、非常に広範なエリアで高速なデータ通信が利用可能となり、増え続けるiPhoneユーザーのトラフィックを800MHz帯に流す効果も期待できることから、名誉挽回のチャンス到来と言えそうです。

 AppleのiPhone 5Sは、正式発表は9月10日となり、発売日は9月20日になることが伝えられています。

情報元:engadget

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