ドイツのベルリンで、世界最大規模の家電見本市 IFA2013が開かれ、SAMSUNGなど電機メーカー各社は最新製品のお披露目を行いました。
SONYは、レンズカメラと呼ばれる「Cyber-shot QX100 / QX10」を正式発表。スマートフォンにレンズを装着し、スマホをコンデジ化するという新しいコンセプトを提案し、普段カメラやSONY製品にあまり興味のない層の注目も大きく集めました。
また、同時期にGoogleは、ネスレ社とコラボレーションし、Android 4.4 のコードネームがチョコレートの「KitKat」となったことを明らかにし、話題となりました。「Have a break, have a KitKat(休憩を取ろう、キットカットを食べよう)」の宣伝文句も有名です。
さて、そんな勢いのあるAndroid陣営に嫉妬してしまったのが、Windows Phoneに一蓮托生を決めた「携帯電話の巨人」Nokia社。同社のドイツ法人のTwitter公式アカウントは、なんと「KitKat」のかわりに、SAMSUNGのGALAXYを叩き割りました。
Have a break… #Kitkat #Nokia pic.twitter.com/6OuEQIVLLj
— Nokia Deutschland (@NokiaHomebase) September 4, 2013
Breakには、「休憩」だけでなく「(キットカットを)割る」という意味合いもあると言われていますよね。なのでギャグとしては上手なんですが、今回のはちょっとブラックジョークが過ぎますね。ちなみにGALAXY S3 / S4は10月にAndroid 4.4 KitKatが提供予定です。
どうやらIFA2013の発表が相当堪えたのか、さらに15分後、今度はNokiaのグローバルのTwitterアカウントでも、こんな写真がアップロードされました。NokiaのスマートフォンLumiaの上に、カメラのレンズを置いた、強烈な風刺。
The perfect match? #Trolololol pic.twitter.com/ISdv8VUhhk
— Nokia (@nokia) September 5, 2013
明らかにSONYのレンズカメラ「Cyber-shot QX100 / QX10」を標的にしています。なんだかキレッキレですね。
こういうのはMicrosoft社が得意なはずだけど……ああ、そういえばNokiaの端末事業はMSに買収される予定なんですよね。わざわざそんな挑発しなくても、Lumiaシリーズは孤高でクールだと思うんですけどね。なんだかなあ。