HTCは、主要な生産ラインの一部を停止した模様です。
これはロイター通信に複数の関係者筋がリークしたもの。同通信の記者自身も、台湾の桃園工場の発送センターが閉鎖されているのを目撃しており、4つの主要生産ラインのうち、少なくとも1つが閉鎖されているものと考えられます。
2人の関係者は、桃園の生産ラインの2つが1つにまとめられたと証言しており、250万台の生産力が100万台にまで縮小されたものと推測されています。なお、同社全体の生産能力は450万台。
HTCは当初コメントを拒否していたものの、マーケティングの責任者が電話取材に応じ、事実を一部認めた模様です。
近年のHTCは、シェアにおいては競合他社に大きく水をあけられ、さらに経営のゴタゴタが伝えられ、第3四半期では上場以来初の赤字を計上。水面下でLenovoがHTCを買収交渉中であるとも報じられ、会社存続の危機に陥っています。
情報元:ロイター