株式会社ユビキタスエンターテインメントは3月14日に手書きで使う新感覚のデジタルノートテイカー enchantMOON(エンチャントムーン)の新モデル enchantMOON S-II を発表しました。
デザイン・ハードウェアは従来のものを踏襲するものの、搭載するOS「MOONPhase」をソフトウェアアーキテクチャからリファクタリングを行った「バージョン 2.9.0」にアップグレードし、動作速度を高速化したとしています。
また、従来の enchantMOON 利用者も無料で2.9.0へのアップグレードが可能とし、価格が約1万円の値上げとなっている S-II を購入するよりも、旧バージョンを購入しアップグレードを待った方がお得とのアナウンスも行われました。
あわせて同製品のエミュレータ Project Gemini も発表されました。同製品で製作されたハイパーテキストがPC/Macをはじめ、iOS/Android でも動作・閲覧が可能になります。
さらに、同製品専用のクラウドサービス Project Skylab も発表され、同サービスを利用することで、enchantMOON が真のハイパーテキスト端末となるとしています。
なお、発表の中で enchantMOON に採用されているチップセット Allwinner A10 がディスコン(製造終了)とさりげなく触れており、筆者の推測ではありますが「採用されているCPUコアは同じであるものの、チップセットが変更されている可能性や、指摘が多かったハードウェアの設計も見直されている可能性」もあるかなと感じました。
また、次世代端末にあたる enchantMOON S-IVB についても触れられ、こちらは2014年Q4に何らかの発表を行うとしています。
夢が沢山つまった未来ガジェットである enchantMOON の今後の進化にも期待が持てそうですね。