海外メディアThe Vergeが、Google内部の文書を手に入れたとして、「Android TV」の存在をリークしました。Googleは既に「Google TV」をリリースしていますが、これを置き換える形になる模様です。これらは昨年10月にGigaOMによってリークされていた情報を、おおむね追認する形となります。なお、GoogleのHDMIドングル「Chromecast」とは併存される見通しです。
「Google TV」は操作のしづらさなど、出来の悪さが不評を買っていましたが、そうしたウィークポイントを反省し、わかりやすく高速に動作するよう仕上がっている模様です。Googleの内部文書には、「Android TVはコンピューターのプラットフォームではない、エンターテイメントの入り口なのだ」とあります。「Android TV」の電源を入れると、まず立ち上がるのが、ユーザーの見たいであろうコンテンツをおすすめする機能なのだとか。
GoogleのPlay Movieのように見えるアプリケーションや、Hulu、NETFLIX、PANDRAなどのサードパーティー、そしてGoogle Playのマークも確認できます。
リーク元のThe Vergeは、先日発表されたばかりのAndroidベースのセットトップボックス「Amazon Fire TV」によく似ていると指摘しています。
他のAndroid搭載機器に関する試みとして、ウェアラブルデバイス向けのプラットフォーム「Android Wear」や、車にAndroidを搭載する業界団体「OAA(オープン・オートモーティブ・アライアンス)」などがあります。Googleの描く未来はどのようなものなのでしょうか。「Android TV」の今後の展開が気になります。