Googleは、Nexus端末向けのカメラアプリをアップデートしました。筆者の手元のNexus 4、Nexus 7 (2013)、Nexus 5にはすでに配信されています。(追記…Nexus端末でなくても、Android 4.4以降の端末であればダウンロードが可能です)
アップデートにより、まずカメラのアプリアイコンとインターフェイスが刷新されます。撮影ボタンと設定ボタンのみの表示となり、非常にシンプルになりました。また、Nexus 5などでHDR撮影機能を使用している場合は、設定ボタンの横にその旨が表示されます。
カメラモードの変更は、画面左から右にスワイプすることにより行えます。また、解像度や位置情報などのあまり変更しない設定は、スワイプして出てくる右上の歯車アイコンから変更することができます。
また、新しい撮影モードとして「レンズぼかし」が実装されています。撮影時にカメラを動かして別角度からも撮影することにより、被写体と背景を識別して背景をぼかす機能です。初回起動時に説明が表示されますが、撮影例の人物がなかなか強烈です。
撮影後にカメラアプリの履歴から「レンズぼかし」で撮影した写真を開き、左から2番目のシャッターアイコンをタップすることで、ぼかし具合を調整することができます。
Instagramなどの「撮影した写真の周辺をぼかす」機能とは異なり、実際にカメラと被写体、背景の距離を計算した上でぼかしてくれる機能なので、被写体を際立たせるのにはより有用であると言えそうです。
スマートフォンのカメラも高画素化に関しては頭打ちに近い状態にあり、メーカーは独自のエンジンによる高画質化やハイスピード撮影などの機能追加に躍起になっています。そういった機能が増えていくのはもちろん歓迎すべきことですが、今回のような「遊べる」機能ももっともっと増やしていってほしいものです。スペックに頼らない機能が増えれば、アップデートによって長く使っていくことができますしね。