海外の調査会社Strategy Analyticsが発表したところによると、第2四半期(4~6月)における、世界のスマートフォン出荷台数は2億9500万台となりました。後述するIDCの調査とほぼ変わらない数字となり、正確さが窺い知れます。
このうち、実に84.6%となる2億4960万台を出荷したのがAndroidでした。iOS、Windows Phone、BlackBerryが前年同期比で減少しているのに対して、唯一拡大を見せています。フラグメンテーションの問題を抱えているとはいえ、圧倒的多数のメーカーに搭載機種を販売してもらえるのはAndroidの強みでしょう。
では、OSを問わずメーカー別に見ると、どのようなシェアになるのでしょうか。同じく第2四半期で、IDC調査によれば以下の通りの比率となります。Samsungが25.2%、Appleが11.9%ですが、その後を追うのは中国メーカー2社です。
3位はHuaweiが6.9%、4位はLenovoが5.4%となっています。さらに5位はLGとなりました。なお、Huaweiは前年同期比95.1%、Lenovoは38.7%という驚異的な成長率を見せている点も見逃せません。
メーカー別に見ると、上位5位のうち、Apple以外は全て、主にはAndroidに注力している中韓メーカーという結果になりました。SonyやNokia、HTCといったメーカーが見当たらないのはちょっと寂しいところ。質はともかく、量でいえばAndroidは圧倒的に優勢であると言えそうです。
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