ソニーが提供するテレビ・レコーダー連携アプリ「TV SideView」のiOS版がアップデートされ、同社製ネットワークレコーダー「nasne」と連携したテレビ番組のリモート視聴機能「Anytime TV」に対応しました。25日にnasne本体のアップデート及びAndroid版のアプリが配信されており、数日遅れでiOSでも対応となりました。
nasneは、一般的なブルーレイレコーダーからテレビへの出力端子とディスクスロットを省いたような製品で、録画操作や番組視聴はゲーム機やスマートフォン・タブレット、パソコンなどを介して行います。これまでは同一のホームネットワーク上にある機器からしか番組視聴ができませんでしたが、今回の本体とアプリのアップデートによって外出先から録画番組や放送中の番組が視聴できるようになりました。
場所 | 番組 | 視聴 | |
自宅 | 放送中 | 視聴可能 | |
録画済 | 視聴可能 | ||
外出先 | 放送中 | 視聴不可 → 視聴可能 | |
録画済 | 保存済 | 視聴可能 |
|
未保存 | 視聴不可 → 視聴可能 |
この新機能により、TVチューナーが搭載されていないiPhoneやiPadでも放送中の番組を視聴することができます。また、これまでは録画した番組を外で視聴する場合はあらかじめ端末内に保存しておく必要がありましたが、ネットワークが繋がってさえいれば保存していない番組でも視聴することができます。
なお、この機能を利用するためにはTV SideViewのアプリ内課金により500円のプラグインを購入する必要があります。また、TV SideViewだけでなくnasne本体のファームウェアも最新バージョンにアップデートする必要があります。
早速試用レポートをお送りしようと思ったのですが、筆者はすでに手元の全ての端末が今月のデータ量をオーバーしており、LTE環境での使用感を試すことができませんでした。128kbpsではさすがに視聴は厳しいですね。通信量が多くなりますので、頻繁に利用する場合は公衆無線LANなどを併用していくのがよさそうです。
TV SideViewのダウンロードはこちらから。Android版も対応済みです。