中国Xiaomi(小米科技)は、「如蝉羽(蝉の羽のよう)」なスマートフォンの登場を予告するティザーを掲載しました。おそらくかなりの薄型スマートフォンを投入してくるのではないかと予想されます。
これを裏付ける報告として、中国TENNA認証のリスト内に、Xiaomiが開発中の比較的容量の小さい2000mAhバッテリーを搭載したスマートフォンが発見されました。Mi 3 / 4の3000mAh級よりも大幅に小さく、さらにエントリーモデルのRedmi 2の2200mAhよりも小さいのです。
スマートフォンの薄型化によって最初に犠牲になるのが、バッテリー容量です。これはGALAXYの薄型モデル(ALPHA, A7/5/3)や、前モデルよりバッテリー容量を削ったXperia Z3、中国のOppo R5やVivo X5 Maxの例を見ても明らかです。
この2000mAhしかバッテリー容量を持たない最新モデルは、Snapdragon 615、実行用2GBメモリを備え、TD-LTE通信が可能であることがわかっています。このモデルが、ティザー画像に示された、蝉の羽のように薄いスマートフォンである可能性が高いものと考えられます。
たしかに薄型モデルは、見た目や持った時の感触は素晴らしいものがあります。しかし電池駆動時間との折り合いをどう付けるのか、といったところにも注意深く見て行きたいところです。ただ尖ったスマートフォンが続々と出てくるのも中国メーカーのいいところで、5200mAh大容量バッテリーを搭載したAmoi M1という機種も存在するので、ある意味、バランスは取れているのかもしれません。