最近出てきた、フィーチャーフォン型のAndroid端末。しかしSHARPは以前にもこのような機種を出していました。その初代モデルがSoftBank向けに供給されていた「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」です。当時はこのような端末は「ガラスマ」と呼ばれ、この機種は「スマケー」のキャッチコピーで売りだされました。まさに「ガラホのご先祖さま」といったところ。
発売は2011年6月11日。SoftBankの2011年夏モデルです。いま出ているAQUOS K SHF31と同じく折りたたみ。しかし、AQUOS K以上にAndroid寄りで、二軸ヒンジ。液晶はタッチパネル。当時の価格は約8万円。
OSにAndroid 2.3.3、Snapdragon S2 1GHz シングルコア、3.4型FWVGA液晶、実行用メモリ512MB、内蔵ストレージ1GB、バッテリー容量820mAh。お世辞にもいい性能ではありません。確かに作りこみは凝っていますが、当時にしても「モッサリ」でした。すぐにメモリやストレージが足りなくなります。
赤外線・防水防塵・おサイフケータイといった日本向け機能に対応。ワンセグアンテナや1610万画素CCDカメラも備えます。見た目は完全に往年のガラケーそのもの。
実際の動作の様子はこちらの動画を。
大変おもしろい機種でしたが、やはりCPU・OSバージョン・メモリ・ストレージに起因する諸問題により常用に耐えるものではありませんでした。タッチパネルこそ備えないものの、タッチクルーザーEXとそれなりのスペックで登場した折り畳み端末AQUOS Kは、007SHの4年越しの後継機といった言ったところです。