4K BRAVIA 2015年モデルは、OSにAndroid TVを搭載しています。ニコニコ動画やYouTube 4K、各種VODサービスを存分に楽しめます。
PCブラウザからアクセスしたGoogle Playには、リストに「No carrier Sony BRABIA 4K 2015」が登場。アプリの遠隔インストールが可能です。
あくまでAndroidベースのOSですからね。設定画面のバージョン情報を連打すればロリポップのゲームが始まり、ビルド番号を連打すれば開発者オプションも有効化されます。
esファイルエクスプローラーさえ入れてしまえばあとはこちらのもの。BRAVIAと他の機器でファイルをやりとりできます。
スマートフォンからapkファイルを転送して、テレビからファイルを踏ませ、様々なアプリをインストール可能。
とはいえインストール時点でコケるアプリ(AnTuTu)もあれば、横画面非対応で実質的に使えないアプリ(Instagram)もあり、たまに強制終了されるような不安定なアプリ(ATOK)もあるので、選別が必要です。一見使えなさそうなアプリでもBluetoothマウスを繋げばOKということも。
GmailやSobachaは設定さえ完了すればカーソルキーだけでも操作できるので実用性があります。まあ、それこそ2画面マルチウィンドウやスモールアプリのように使えたら、心の底から実用的と言えるのかも。
Android TVのBRAVIA、値段が高いわりには内蔵ストレージが16GBというケチな仕様ですが、ファイルエクスプローラーからNAS(ネットワーク上のHDDストレージ)やクラウドにアクセスできるので問題なし。ReadyNAS 102に手持ちの動画ファイルを片っ端から置いていますが、快適です。標準プレイヤーで再生できなくても、VLCやMX Playerで再生できる場合があります。
Perfect Viewerをインストールすれば漫画も読めます。このアプリはリモコンの十字キーだけでは設定画面に辿り着けず、使いものにならないのですが、これも例によってマウスを使えば大丈夫。ページ送りは十字キー左右のみで行えます。
今回読み込んだのは、pdfで配布されている「ブラックジャックによろしく」(佐藤秀峰)。Perfect Viewerのpdfプラグインは遠隔インストールしようとすると、X9300Cは非対応端末としてグレーアウトしてしまうので、プラグインのapkをファイラー経由でインストールして、有効化のためにテレビを再起動。(再起動はタッチリモコンの電源ボタンを長押し。)これで無事漫画も読めます。
まさにやりたい放題。テレビや動画だけでなくVOD、写真、コミックまで、何でも楽しめる夢のようなテレビになります。
テレビがなぜ高いかといえば、その美しいディスプレイと高度な画質処理エンジンを持つためです。それなのにつまらない地上波ばかりを観ていても宝の持ち腐れです。(不安定なので、アップデートが十分ではない現時点ではまだ買うべきではないですが、)今後テレビを購入するのであれば、スマートテレビを検討すべきです。
ソニー 55V型地上・BS・110度CSデジタル4K対応 LED液晶テレビ(別売USB HDD録画対応)BRAVIA KJ-55X9300C