Android TVを搭載した4K BRAVIA 2015年モデル。私はX9300Cを利用していますが、最大の難点はその操作性。文字入力のしづらさと動作のトロさから来るイライラは、Android搭載の美点を相殺しかねないほどです。
特に、Android TVといえばアプリやVODサービスの利用が幅広くできるのがメリットなのですが、IDやパスワードの入力がとても面倒に感じます。
そういう時は、Bluetooth経由で周辺機器を接続しましょう。このあたりはAndroidベースのOSを搭載しているだけあります。ちなみにX9300CのBluetoothの残念な点は、ヘッドホンなどに利用するためのプロファイルには非対応という点。あくまでマウスやキーボード用です。
今回使用するのはEWIN mini Bluetooth keyboard。小型で、タッチパッドも付いているのが特徴です。つまりマウスも兼ねます。
実際に使ってみた様子がこちらの動画。動作はサクサク。リモコンよりも軽快かも。タッチパッドの感度は、オマケ程度。
残念ながら文字種切り替えができないので、やや使い勝手が悪いです。(Tabキーで切り替わる時もある。)リモコンで仮想キーボード上から文字種を変えればいいのですが。idやpassword入力、簡単な検索程度ならいいですが、それ以上の入力に、頻繁に使うのであれば不適です。あと記号の入力は、キーボード上の文字と実際に入力されるものが違うなど、やはりクセがあります。
Fn+PrtScでスクリーンショットが撮れたり、ボリュームキーを使えたりと面白いですね。スクリーンショットの解像度はFull HD。ちなみにテレビ放送を視聴中にスクリーンショットを実行すると真っ黒な静止画しか保存できません。
Android TV内を操作する分には、このBluetoothキーボードで十分です。EscキーがBackキーの役割を果たしてくれます。一方で、このキーボードだけではテレビ放送やHDMIから戻ってくることができません。Androidのホームボタンに相当するキーもなければ、リモコンの入力切替キーもないからです。
つまりAndroid的な使い方をする時はBluetoothキーボードを使い、その他はリモコン、という役割分担が現状の最適解かもしれません。
今回私が使ったキーボードはこちら。文字種切り替えができるかどうか、バック・ホームキーがあるかどうかなど、キー配列にも注意して製品を選んだほうがいいですね。
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