先日発売されたばかりの任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch」ですが、新型コントローラー「Joy-Con」の接続不良が国内外にて複数報告されています。
この「Joy-Con」は、本体と分離可能なワイヤレス型のコントローラーです。本体との接続はBluetoothによって行われているので、電波干渉によって接続不良が発生する可能性は十分にありえます。
国内の公式サポートページには、「取り外したJoy-Conで操作していると、反応が鈍くなったり、接続が途中で切れたりすることがあります。故障でしょうか?」とのQ&Aが公開されました。それによると、電波干渉を引き起こす機器の例としては以下の例があり、本体との距離を離すようにアナウンスされています。
- 電子レンジ
- コードレス電話
- 無線アクセスポイント
- USB 3.0で動作している機器
- テレビの裏
- 水槽付近
- 金属の内部や下部
- 多くのコードに押し付けるよう設置
- 無線機器の3~4フィート以内
また、金属製のラックに設置している場合にも同様の事象が発生する可能性があり、ラック外に出して症状が改善されるかを確認するようにもアナウンスされています。
これに加えて、米国のサポート情報では、電波干渉の原因について、より踏み込んだ記述となっています。Nintendo Switchを置くべきではない場所として挙げられているのは以下の通り。
- ノートPC、タブレット
- 無線ヘッドセット
- 無線プリンター
- マイクロ波
- 無線スピーカー
- 無線電話
- USB3.0互換デバイス
ここでUSB3.0が挙げられているのは、USB 3.0で動作させると電波干渉を引き起こすノイズを発生させる機器があるため。
自分のNintendo Swicthには何の問題も起きていませんが、Wii Uを使っている時、タブコンの通信がブツブツと切れる現象は発生していました。タブコンが5GHz帯を利用して本体と通信していることから、無線LANルーターのチャンネルを制限することで解決しました。こうした現象は無線接続する機器である以上、十分起こり得るものですから、まずは周囲の環境を見直してみることも大切だと思います。