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Apple Pay専用だったNFC、いよいよ開発者に解禁。これでやっとAndroidに追いつく

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 iOS 11では、iPhoneに搭載されているNFCチップが、開発者に解放されることがわかりました。

 Appleの開発者向けページによると、Appleの発表したiOS 11向けの新しいフレームワーク「Core NFC」が、iPhoneに搭載されているNFCチップで利用できるようになります。サードパーティー製のアプリケーションが、NFCタグのデータを読み込むことができるようになります。

 NFCとは近距離無線通信の規格のこと。Android端末にも広く浸透しており、様々な用途に使われています。NFCを用いて、Bluetoothヘッドフォンとワンタッチペアリングしたり、Androidの設定変更やアプリ起動をかざすだけで済ませるなど、非常に便利な機能です。海外では実店舗の商品陳列棚にNFCタグがあり、スマートフォンを近づけると商品情報やクーポンが表示されるという活用例もあります。

 しかしiPhone用のNFCは従来、決済システムApple Payにのみ活用され、他の用途には利用できませんでした。これはiPhoneの非常に残念な点でした。

 特にiPhone 7はイヤホンジャックを廃止しておきながら、NFCが解放されていないというのが最も残念極まりないところ。Androidスマートフォンなら、NFC搭載の各種無線オーディオ機器にかざすだけ。煩わしいBluetooth関連設定をワンタッチで完了できます。こんなものは数年前から当たり前にできていたことで、筆者は2013年発売のMDR-1RBTMK2とXperiaからやっています。むしろiPhoneのNFC搭載と開発者への解禁が遅すぎると言えるでしょう。

 「Core NFC」は、iOS 11にアップデートしたiPhone7 / 7 Plusにて利用可能です。今後登場する新型iPhoneでも、当然利用できるでしょう。様々な利用シーンの拡大が予想され、今後はAndroid同様便利になりそうです。

 iOS 11の正式リリースは2017年秋となる予定。楽しみにしておきたいところです。

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