中国メーカーXiaomi(小米科技)のシニアバイスプレジデント王翔氏は、Xiaomiが今後3年以内に世界で2000もの店舗を新規出店する予定であるとCNBCに語りました。
2000店舗のうち半分が海外、残り半分が中国国内になるとのこと。ほとんど全ての国でXiaomiを見ることになるだろうと語っています。海外の新店舗は現地パートナーと共同経営するとのこと。ちなみに日本においては、TJCがXiaomiのパートナーとなり、Xiaomi製品を販売しています。
Xiaomiは2010年に設立されたスマートフォンメーカーですが、7年の間に数多くのファンを獲得。1日で212万台の携帯電話を販売したというギネス記録も持ちます。ウェアラブル、スマートスクーター、スマート空気清浄機なども販売し、世界40以上の国・地域で製品を販売しています。台湾や香港にもリアル店舗があります。
しかしまだまだ西欧など先進国への進出は進んでいません。そこに切り込みをかけたいのがXiaomiの本音です。
これまでECサイトでの販売を主としてきたXiaomiがリアル店舗の大幅拡大を計画しているのは、安価でも高品質なXiaomiを消費者に試してもらう場が必要との考えだとのこと。
最近ではHuawei、Oppo、Vivoなどの伸張に押され、シェアを落としてきたXiaomiですが、今年第2四半期のXiaomiの出荷台数は2300万台以上という好調を記録し、回復しつつあります。海外展開とリアル店舗の増加で、このまま一気に巻き返しを図りたいところです。