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Huawei P20とP20 liteが日本発売!カメラ・スペック・P20 Proとの比較まとめ

Huawei P20シリーズ、日本市場投入

 三眼カメラを搭載したHuawei P20 Proが話題ですが、P20 Proがドコモ専売ということで他社ユーザーは落胆していることでしょう。特にHuaweiはSIMフリーでは数少ない高性能モデルを積極投入してきたメーカーだったこともあり、SIMフリー派には失望感すら漂っています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(弊媒体ライターが上海にて撮影)

 そこで今回新たにSIMフリーで登場したのが、Huawei P20です。実はとてもいい機種なのでしっかりチェックしておきましょう。日本でよく売れそうなP20 liteもあります。

Huawei P20

デザイン

p20-front

 フラッグシップのP20 Proと同じく、指紋認証センサーは前面。イヤホンジャックなし。背面は光沢ガラス。

huawei-p20-gradient-purple-original

スペックはP20 Proと遜色ない部分も多い

 P20は、Kirin 970や128GBストレージを搭載するなど、実のところかなりコストパフォーマンスの高い機種です。電池容量や防水性能では劣ります。以下、スペック表です。

  P20 P20 Pro
OS Android 8.1 Oreo
EMUI 8.1
CPU  Hisilicon Kirin 970
メモリ  4GB 6GB
ストレージ  128GB
 ディスプレイ 5.8型 2240×1080
液晶
6.1型 2240×1080
有機EL
背面カメラ  20MP+12MP
位相差AF+レーザーAF
40MP+ 20MP+8MP
位相差AF+レーザーAF
6軸手ブレ
前面カメラ  24MP 20MP
 バッテリー 3400mAh  4000mAh
(ドコモ版は3900mAh)
寸法 149.1 x 70.8 x 7.7 mm 155×73.9×7.8mm
重量 165g  180g
その他  IP53, 防滴防塵
BT4.2, NFC
 IPX7・IP6X 防水防塵,
BT4.2, NFC
(ドコモ版はFeliCaも)

対応バンド

 P20の対応バンドは以下の通り。au VoLTEには非対応。ドコモやソフトバンクのネットワークで利用するのが良さそうですね。

  • FDD LTE: B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32
  • TDD LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 CA対応
  • WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • TD-SCDMA: B34 / 39
  • GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz

実はカメラも優等生

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 三眼による比類なき静止画撮影能力を獲得したP20 Pro。カメラ評価の権威であるDxOによるスコアは、P20 Proは歴代最高スコアを一気に塗り替えてなんと総合109点。ライバルであるAppleのiPhone Xが97点。ちなみにP20 Proの静止画スコアは114点と突出。いかに凄まじいものかおわかり頂けると思います。

 これはP20 Proがあまりにも凄すぎるだけです。P20も102点を獲得しており、Huawei Mate 10やiPhone Xよりも上です。これまで最も最高得点で優秀とされたGalaxy S9+でさえ104点だったので、実は十分優秀なのです。

p20-dxomark-mobile

 P20の背面カメラは、デュアルカメラ。構成はRGB 1200万画素+モノクロ2000万画素。ピクセルサイズは1.55マイクロ。960fpsスローモーションやAI活用の手振れ補正にも対応。

 P20 Proを使っていて感じるのは、AI活用も含めた優秀な画像処理が画質に貢献しているということです。フラッグシップ同様、NPU搭載Kirin 970を備えた弟分であるP20がカメラ画質に優れているのも当然でしょう。

 フロントカメラは2400万画素。3Dポートレート撮影に対応します。

FeliCaは

 P20 Proドコモ版にはFeliCa搭載のため、FeliCa搭載が期待されていたHuawei P20ですが、残念ながらおサイフケータイへの対応はありませんでした。

カラーバリエーション

 P20のカラーバリエーションは、ミッドナイトブルー、ブラック、ピンクゴールド。

価格

 Amazonでは消費税込みで7万5742円。ヨドバシカメラでは税込7万5380円。

 2018年3月発表の機種なので、もしグローバル版よりも高額だったら残念でしたが、P20は発表当初649ユーロ(約8万5千円)でアナウンスされていた機種なので、十分検討候補になる価格ですね。

発売日

 発売日は6月15日。

販路

 各MVNOが取り扱います。

 NTT-X Storeファーウェイ・オンラインストアAmazonにて予約受付中です。

後継機が出ました→Huawei P30 Proレビュー。第一印象と必須設定を紹介

Huawei P20 lite

SIMフリー市場で人気の出そうな廉価モデル P20 lite

huawei-p20-lite

 こちらはP20より更に性能の低いP20 lite。SIMフリー市場では売れ筋の廉価モデルです。

デザイン

huawei-p20-lite-blue

 指紋認証センサーは背面。角度次第で反射光がギラギラ光る、最近流行りの背面仕上げ。画面比率も縦長。これらの特徴は上位機種に採用される傾向のあった最新トレンドであるため、廉価モデルながらもそうしたトレンドを抑えているというのは本機の大きな魅力と言えるでしょう。

ディスプレイ

 P20 liteは縦長のフルHD+(2280×1080)TFT液晶を搭載。色域はNTSC 96%。P20 Pro / P20は解像度2240×1080ですので、P20 liteは廉価機ながらも画面は高精細ということです。

カメラ

 P20 liteのダブルレンズカメラは、1600万画素+200万画素の構成です。1600万画素カメラはイメージセンサーのピクセルサイズは1.12μm、F値は2.2。200万画素カメラと組み合わせることで被写体と背景をより正確に捉えることができます。

スペック

 ストレージ容量は32GB。au版のHWV32のみ64GBとなります。

  P20 P20 lite
OS Android 8.1 Oreo
EMUI 8.1
Android 8.0 Oreo
EMUI 8.0
CPU  Hisilicon Kirin 970 HiSilicon Kirin 659
メモリ  4GB
ストレージ  128GB 32/64 GB
 ディスプレイ 5.8型 2240×1080 5.84型 2280×1080
背面カメラ  12MP+20MP
位相差AF+レーザーAF
Leica, 2倍ロスレス望遠
16MP+2MP
位相差AF
前面カメラ  24MP 16MP
 バッテリー 3400mAh  3000mAh 
寸法 149.1 x 70.8 x 7.7 mm 148.6 x 71.2 x 7.4 mm
重量 165g  145g
その他  IP53, 防滴防塵
BT4.2, NFC
 BT4.2, NFC

カラーバリエーション

 色はクラインブルー(Klein Blue)、サクラピンク(Sakura Pink)、ミッドナイトブラック(Midnight Black)の3色。

価格

 税込み3万4893円。グローバルでは当初370ユーロ(4.9万円)と発表された機種ですが、十分な訴求力のある価格にしてきましたね。

発売日

 発売日は6月15日。

販路

 各MVNOが取り扱います。

 NTT-X Storeファーウェイ・オンラインストアAmazonにて予約受付中です。

 KDDIとSoftBank(Y!mobileブランド)、UQmobileも取り扱います。

P20 Proなし、至極残念だが合理的判断でもある

 日本市場では、Huawei P20 ProがSIMフリーでは販売されず、ドコモ専売という残念な結果になっています。

 しかしキャリアの囲い込みとまやかしのような「割引」「実質価格」に飼い慣らされた日本の消費者が、わざわざメーカーから一括で高級SIMフリー端末を買うかというと疑問です。P20 Proは海外では約11万円ほどです。私や読者の皆さんはそれでも普通に買うとしても、しかし日本のSIMフリー市場で売れているのは大半が廉価機である、という残念な事実が全てを物語っているのではないでしょうか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(弊媒体ライターが上海にて撮影)

 松竹梅の、数の出る梅(P20 lite)は両方で出しつつ、松(P20 Pro)はキャリア専売とし、SIMフリーでは大々的に竹(P20)を推す。メーカーの戦略として考えると機種を絞るのは理に適っています。SIMフリーでフラッグシップ級のP10とP10 Plusを同時に出し、伸び悩み売れ残った教訓を考えれば尚更でしょう。

 P20自体はP20 Proと処理性能的には遜色なく、コスパの高い良機であることは間違いありません。多くの消費者にとって満足できる選択肢だと思います。

 もちろん、Huaweiのさらなる躍進の暁には、フラッグシップモデルをSIMフリー版・キャリア版の両方を発売する形が望ましいところ。ライバルのAppleがそうしているように。今後のHuaweiに期待したいところです。

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