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中国人もビックリ「こんなところにまで監視カメラが」

Guangdong police

 中国で推し進められている、監視カメラ網整備。とはいえ、やはり中国といえば「格差」の激しい国。

 「監視カメラ網が整備されているのはごく一部、先進地域の話では」……と、感じるのは中国人も同じようで、「東北(旧満州)は遅れているから、監視カメラも少ないだろう」と、わざわざ「出稼ぎ窃盗」に出た貴州省の三兄弟が逮捕されたそうです。東北新聞網が伝えました。

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 報道によれば、今年5月15日、遼寧省瀋陽市和平区で、3件の連続住居侵入窃盗事件が発生。警察の調べによると、いずれもピッキングによって深夜に侵入したもので、警察は最近発生した他の事件も含めて、7つの事件が同一犯によるものと判断しました。

 瀋陽市公安局は監視カメラの調査により、3名の男性を重要容疑者として特定。半月にわたる調査を経て、羅某、盧某某、羅某を彼らの同居する自宅にて検挙、いずれも容疑を認めているとのことです。

 3人はいずれも貴州人で、いとこ兄弟同士。「東北は金持ちが多いし、監視カメラが少ないし、土地も広いから、隠れやすいと思ったので、4000元(約6万8千円)払って航空券を買った」「東北の発展がこんなに早いと思わなかった」と供述しているそうです。

 ちなみに、東北は鉄鋼業など、所謂「重厚長大」の、比較的「古い」タイプの工業で発展してきた地域で、最近では衰退気味。日本でいえば、北九州市のイメージが近いかも知れません。

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(瀋陽市街地)

 そんな衰退している地域なら監視カメラが少ないだろうと踏んで、飛行機にまで乗ってはるばるやって来た彼らも、キッチリ監視カメラ網にひっかかって御用となりました。

 泥棒三兄弟の出身地、貴州省は、中国有数の貧困省として知られています。中国の監視カメラ網は、しっかり全国各都市にまで行き届いているようですね。中国で泥棒稼業をして生きていくのも、なかなか大変なようです。大変で結構ですが。

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