インドのスマホ市場、サムスン孤軍奮闘、中国メーカー破竹の快進撃!

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  韓国サムスンと中国小米がトップシェアを激しく争っている、インド市場。

 Counterpoint の調査によれば、シェア上位5ブランドのうち、4つが中国のブランド。中国のスマホ市場は既に飽和状態になっていますが、次なる主戦場、インド市場も中国勢が席捲しているようです。

 インドのスマホ市場について中国メディアはどう見ているのか。Counterpoint 2018 Q2の インド携帯電話市場関係データを元に中国メディアが報じていたのでご紹介します。

 今回のデータで最も目を引く変化は、サムスンが市場シェア29%を占め、インドスマホ市場のトップとなり、小米は同28%でサムスンと1%差の第2位につけた点だろう。続く第3位~第5位はそれぞれ中国メーカーのvivo(同12%)、OPPO(同10%)、栄耀(華為、同3%)が並び、上位5メーカーでインドスマホ市場の82%を占める。

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 上位5メーカーのうち、中国メーカーのシェア合計は53%。既にインド市場の過半数を中国メーカーが占めていますね。上述の順位以外に、インドスマホ市場の注目ポイントは次のとおりであるとしています。

・2018 Q2は小米によるインドスマホ市場での最高販売台数を記録したが、それでもサムスンに追い抜かれた。サムスンがインド市場でさらに力を入れていることがわかる。

・OPPOはQ2にオンライン専売ブランド「Realme」を発表、Amazonとコラボしている。「Realme」はインドスマホ市場で早くも1%のシェアを獲得した。

・Q2の販売台数増加率の高いスマホ上位3メーカーは、一加=OnePlus(284%)、荣耀=honor (188%)、小米(112%)と、いずれも中国勢が占める。一加はハイエンドモデル市場に注力しており、インドハイエンド市場ではAppleとサムスンを追い抜き、(3万ルピー以上)のシェアトップに躍り出た。

・Appleのインドスマホ市場での動向は他のメーカーと比べて見るべきところはない。現在Appleはインドスマホ市場へ輸出の形で進出しており、Q2のシェアは1%にとどまる。

・機種では、Q2の人気5機種がスマホ市場全体の29%を占めた。その中でも一番人気となったのは、小米の紅米5A(販売台数シェア9%)。

 完全にインド市場は中国主流スマホブランドによる激戦地ですね。依然としてSamsungが強力であることも伺えます。

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 全モデル中の一番人気が紅米5なのは納得ですが、ハイエンド市場を一加(OnePlus)が抑えたのは少し驚きです。

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編集部補足
OnePlusはOPPO傘下。機種のクォリティーは高い。最近ではやや割高なOPPOのRシリーズをベースとしつつ高性能高コスパに仕上げたモデルがOnePlusだ。

 高級機種といえば華為(Huawei)がブランドとして確立されていますが、インド市場ではコスパのいい一加が先に市場を占めてしまったようです。

 サムスンが販売台数で小米を追い抜いたのは、Q2にサムスンが仕掛けたJシリーズの人海戦術ならぬ「機海戦術」が原因と考えられる。モデル、価格帯を広くカバーし、さらにダブルレンズカメラ、ベゼルレスディスプレイ、顔面認証などの機能も抑えている。

 具体的な機種としては、 Galaxy J6、J2(2018)、J4 シリーズがサムスンのスマホ販売台数の過半数を占め、なかでもGalaxy J6 は「スター機種」となり、Q2のスマホ市場全体の5%を占めた。サムスンはインド市場を最重要視しているばかりでなく、インドでの廉価路線も学習したことが見て取れる。

 高級路線を放棄して廉価路線で戦う、スマホ業界の王者サムスン。しかし小米も負けてはいません。インドは小米が4年前に国際化を開始、「インド市場を制した中国メーカーの成功モデル」だからです。

 中国勢の伸長はある意味「当然」の感もありますが、それとがっぷり四つに取り組み単体ではトップを維持しているサムスンも、「さすが」の貫禄ですね。

 インド市場を制するメーカーが、次の5年後、世界市場の覇者になるかも?以上、中国から見たスマホインド市場のお話でした。

編集部雑感
中国という巨大市場の趨勢が、中国メーカー有利という結果となり、そこが飽和しつつある現在、各社の新たな激戦区として挙がるインド。やはりここも血で血を洗う争いとなっているようだ。