中国マイクロブログ「Weibo」にて、Lenovoが折りたたみスマホについて、10月発表を示唆しました。
Lenovoが返信する形で10月発表としている対象の機種を収めた動画には、手で端末を折り曲げる様子が映し出されています。
魅惑の折り曲げスマホ。この手のデバイスといえばMicrosoftが過去に挑戦して断念、Andromedaとして再挑戦のタイミングを伺い、そしてSamsungも2012年頃から開発研究し、いよいよ世界初投入というところに、Huaweiが世界初をかっさらうのではとの噂も囁かれ、OPPOやXiaomiも後追いしようとしている……水面下で激戦が繰り広げられているカテゴリーです。これから年末にかけてどのメーカーが最初に出すのか、注目されています。
最近ではモバイル事業のシェアはかなり低迷し、詐欺ティザーに手を染めるなど負の引用も印象も強いLenovo。さすがに今のLenovoのモバイル事業にそんなものは無理ではないかと思う読者の心配もありそうですが、実はLenovoは以前から7.8インチFHDのタブレット「Folio」を開発。折り畳むと5.5インチ相当になるという代物でした。Folioは2017年にお披露目されたものですが、試作機のSoCはSnapdragon 800であることから、2014年頃から開発を進めてきたものと推測できます。
真に新たなユーザー体験を得ようとするならば、液晶を2枚並べるのではなく、1枚の有機ELを折り畳む必要があります。ところが画面を頻繁に折り畳むことで問題となるのが耐久性の問題です。出したところでユーザー体験が低い、すぐに壊れてしまった、ということになれば世界で初めて出したとしても逆宣伝にしかなりません。世界初をアピールできつつ完成度は妥協できない、そういったところでどのメーカーも睨み合いを続けているわけですね。以前から研究開発をしてきたはずのLenovoなら、もしかするとワンチャンあるのかも?
また、これとは別に、Lenovoはスライド式のスマートフォンを10月に発表する予定です。こちらも合わせて楽しみにしておきたいところです。