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Microsoft、新型Surfaceを発表
Microsoftは、日本国内市場向けの新製品発表会を開催しました。
プロダクティビティの向上。生産性を上げることで、普段やっていることを効率化でき、より自由な時間を増やせるデバイス、モビリティを高めたデバイスと自宅のPCをシームレスに接続しプロダクティビティを向上。
PCと電話の融合。PCでやっていることをAndroid、iOSで利用可能なソリューション。このあたりはOfficeで既にやっていることの確認ですね。
世田谷区のサッカー協会の審判のご老人のSurface LTEの使用例。リアルタイムでの試合結果アップロードや動画視聴などに活用している、とします
Surfaceシリーズの日本ユーザーの満足度は99%、成長率も高いとしています。
今回、新たにSurface Pro6とLaptop2の詳細が発表されました。このほかSurfaceヘッドフォンとSurface Studio 2の日本国内投入も発表されました。(別記事)
Surface Pro 6
進化点
今回、新たに黒色がカラーバリエーションに追加。プラチナとブラックの2色展開に。
プロセッサーは第8世代Intel Coreプロセッサーで67%高速化。今回Core i3モデルやメモリ4GBのモデルは無し。770gと軽量ながらも13.5時間の長時間駆動で、iPad Proよりも長時間駆動である、としています。
実機
今回、新たに黒色がカラーバリエーションに追加。ブラックは筐体、ボタン、キックスタンド、細部に至るまで黒色で統一。従来色のプラチナにそのまま塗装すると、厚くなりカーブが変わってしまうため。40マイクロミリメートル薄くした上で塗装し、色によって変わらないようにしているとのことです。
個人的にはSurfaceシリーズには非常に惹かれつつも、銀色しかないという点で戸惑っていた部分はありました。自分はここ数年は黒色のVAIOやThinkPadを使ってきていて、何だかんだで地に足の着いた感じで一番落ち着くんですよね。今回、重厚なオールブラックのSurface Pro 6の登場は物欲を大いにそそるところです。
アクセサリーは黒色含む多色展開。本体カラーとアクセサリーのカラーで個性を出したいところ。
スペック
USB-Cもなく、Pro5比での進化はそれほど大きくありません。このフォームファクタとして成熟が進んできた現在、ブランド指名買いで、その一番新しい機種を頼む……という買い方になるのは当然とも言え、他のブランドのPCでもそういったものは多いでしょう。成熟してきた証とも考えられます。
OS | Windows 10 |
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プロセッサ | 第8世代 Core i5 / i7 |
メモリ | 8 / 16 GB |
ストレージ | 128 / 256 / 512GB / 1TB |
ディスプレイ | 12.3型(2736×1824) |
カメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素, Windows Hello |
バッテリー | 5940mAh |
寸法 | 292×201.2×8.5mm, 770g |
その他 | USB3.0, Mini DisplayPort, Surface Connect, microSDカードスロット, イヤホンジャック |
価格
Surface Pro 6 LTE版については発売まで「もう少々」かかるとしました。USキーボード、タイプカバーは普通に購入できるよう調整中としました。価格は記事中全て消費税別。スペックによってカラーが限定されてしまう点には注意が必要。
- Core i5 / 8GB / 128GB: 11万9800円
- Core i5 / 8GB / 256GB: 13万9800円 ブラック選択可
- Core i7 / 8GB / 256GB: 18万800円 ブラック選択可
- Core i7 / 16GB / 512GB: 22万4800円 ブラック選択可
- Core i7 / 16GB / 1TB: プラチナ 26万8800円
購入方法
既に今月より国内発売開始済み。Microsoft公式オンラインストアから購入可能。
Surface Laptop 2
進化点
ディスプレイはPixelSense。第8世代Coreプロセッサにより、なんと85%の高速化を達成。性能が大きく向上しました。4GBメモリモデルはなし。しっかり8GB / 16GBから選択可能。
駆動時間は理論値14.5時間、MacBook Air 13インチよりも高いGPU性能。Pro6と同じくブラックが追加。
実機
本体カラーは前モデルと同じく4色。ただしゴールドがなくなり、入れ替わる形でブラックが追加。なのでブラック、プラチナ、バーガンディ、コバルトブルーの4色。ブラックカラーは非常に落ち着いていて高級感があります。画面比率はSurfaceらしい3:2。
タッチパッドの反応は良好。キーボード側はややグレーっぽさもある黒色。魅力的です。
天板は、金属感ある黒色、そしてマイクロソフトロゴもブラックシルバーのような黒色で、思わず吸い込まれそうな印象を受けます。良いですね。
重量は約1.25kg。ノートPCとしては平凡。ただし独特なカラーリングの金属の醸し出す高級感は圧倒的。
側面から見た様子。先端に細くなっていく、VAIOを始祖としたMacBook Air風のくさび形デザイン。USB 3.0、Mini Display Port、ヘッドフォンジャック。反対側にはSurface Connect(ドック接続用端子)。
打鍵感は良くも悪くもなく、印象はMacBook Pro / Airにやや似た印象を受けました。Surface Proのカバーのキーボードでは長文入力は辛いという場合にはこちらが良い選択肢となるでしょう。
キーボード面にはアルカンターラ素材を採用。一枚の素材から切り出すことで丈夫に作っているとしています。スエード調の上質な布のような独特の質感で、ついすべすべ触っていたくなる、最高にイケてる手触り。ここがSurface Laptopシリーズの圧倒的に個性的な点です。日常的に利用する、肌身離さず利用するノートPCとして注目すべき点かもしれません。
過剰な軽さも奇抜なフォームファクタもいらず、普通に良いオーソドックスなノートPCが欲しいが、日々使うものだからこそ色や素材にはこだわりたい……そんな人にうってつけのPCではないでしょうか。
スペック
OS | Windows 10 |
---|---|
プロセッサ | 第8世代 Core i5 / i7 |
メモリ | 8 / 16 GB |
ストレージ | 128 / 256 / 512GB / 1TB |
ディスプレイ | 13.5型(2256×1504) |
カメラ | なし |
インカメラ | 720p, Windows Hello |
バッテリー | 5970mAh |
寸法 | 308.1×223.27×14.48mm, 1252g |
その他 | USB3.0, Mini DisplayPort, Surface Connect, イヤホンジャック |
価格
- Core i5 / 8GB / 128GB:12万6800円 プラチナのみ
- Core i5 / 8GB / 256GB:14万6800円 4色
- Core i7 / 8GB / 256GB:19万800円 4色
- Core i7 / 16GB / 512GB:25万9800円 4色
- Core i7 / 16GB / 1TB:31万5800円 プラチナのみ
購入方法
こちらも今月より国内発売開始済みで、Microsoft公式から購入可能。
質疑応答
質疑応答では、LTE版の時期について、Surface goは年内、Pro 6は「もう少々」との回答がありました。
USキーボードについて。Proに関しては、USキーボードのタイプカバーを普通に購入できるよう調整中との回答がありました。
Officeバンドルをやめてほしいとの要望については、多くいただいているとしつつ、市場特性としてOffice付きの希望が多く、両方用意すると機種数が増えコストがかさむとし、どちらかに絞らざるを得ないと回答。引き続き要望を伺いながら検討していくとしました。