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華為CEO「2020年までに世界1位になる」と気炎

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 今年第2四半期に、Appleを追い抜いて販売台数世界第2位に躍り出た、中国スマホ最大手の華為(Huawei)。

 次に狙うのは当然世界第1位でしょうが、華為コンシューマー事業CEOである余承東(Richard Yu)氏はCNBCの取材に対し、「来年にはSamsungと同じ市場シェアを獲得し、2020年には、華為は全世界スマートフォン市場の第一位になる可能性がある」と話したと、経済観察網が伝えました。

 この目標についてCounterpointの研究員Neil Shahは、華為が毎四半期3,000万台~4,000万台販売して、ようやくSamsungを追い抜けると指摘したそうです。

 また、余承東は、華為は現在折りたたみディスプレイ、人工知能などのイノベーションに注力しており、コンシューマー業務の伸長に取り組むとも述べたといいます。さらに、これにとどまらず「華為は今後の10年間でユーザーに全方位のスマートライフ体験を提供する」とも表明したそうです。加えて、華為は製品品目をノートパソコンやスマートスピーカーに拡大し、これらの製品は新たな経済的な成長をもたらすだろうとも、しているといいます。

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 華為の本業はBtoBの通信事業ではありますが、BtoCへの転換を図っているようです。「コンシューマー業務の推進にあたっては、会社の高級幹部間での衝突は避けられない」と余承東も語っているように、社内政治が今後の華為スマホの発展にあたって障壁になっていることがうかがえます。

 また、技術開発については、「AIは我が社が未来に成長する革新技術であり、スマートフォンを次の段階へと導くもの」だと位置づけているといいます。

 米中貿易戦争については、「米国市場は非常に大きく、障壁をもたらされている。しかし我々はその他の市場に機会を求めることができ、さらに多くの精力をグローバル市場へ傾けることができる、米国だけではない」述べ、米国市場に固執する必要はないとの姿勢を示したそうです。

 来年にはSamsungに追いつき、再来年には世界一位になる、しかも米国市場から閉め出された状況で…………。この掛け声は実現できるのでしょうか。単純に、ことスマートフォンに限ってみると、台数シェアは中国と、中国メーカーが強いインド市場の占める比重が大きく、かつ欧州や日本市場でも華為は好調であることから、米国から閉め出されている現状でも、達成可能なように思えますが、いかがでしょうか。

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