Appleは、国際家電見本市「CES2019」において、眼鏡型のウェアラブルデバイスを扱う一部サプライヤーに接触したと、Apple Insiderが報じました。Apple Glassの噂が再燃する形となっています。
噂によるとAppleは2020年までにARメガネを発表する予定であると伝えられています。
Appleの会議をよく知る匿名の関係筋によれば、Appleの はCES2019においてDigiLensやLumus、Vuzix、WaveOpticsといった頭部に装着するメガネ型のウェアラブル機器を製造開発するメーカーを訪問していたとのこと。CES2018においてもApple関係者は同様の機器を調査していたといいます。
AppleはAR眼鏡に不可欠なWaveguideに関心を示しているとのこと。これはユーザーの眼前にグラフィック情報を表示する技術で、昨年登場したARデバイス「Magic Leap」も採用する技術です。
昨年、Magic Leap登場後、AppleはARヘッドセットレンズメーカーAkonia Holograpicsを買収。単層レンズでフルカラー広視野角を実現しており、Waveguideよりもシステムが単純で済むため、より従来の眼鏡に近い筐体を実現できる可能性があります。
Appleは2017年、カナダのARスタートアップ「Vrvana」を買収。同社が開発していたAR/VRヘッドセット「Totem」は、6DoFに対応、外の視界をカメラで取り込んで有機ELに表示するものでした。
噂によるとAppleは内部開発コードネーム「T288」と呼ばれるプロジェクトで、独自の「rOS」と呼ばれるOSを実行する8Kディスプレイ対応のヘッドセットを開発しているとのこと。
果たしてApple Glassと呼ばれる製品が登場するのかどうかは不明ですが、AppleがAR / VRを見据えた何らかの技術開発を行っていることは間違いなさそうです。