中国「IT之家」は1月19日、小米(Xiaomi)は同月18日の社内文書で、アフリカ地区部を設立させ、当該部門の責任者には副総裁汪凌鳴が任命されたと伝えました。
同報道によると、今回の小米による内部調整は主として海外事業に関係するもので、小米は新たにアフリカ地区部を設立。ほか、小米東南アジア事業も調整され、元はインドネシア地区、南アジア地区、東南アジア地区とされていたものを新東南アジア地区部として統合。また、小米ロシア・独立国家共同体地区部も調整がなされたとのこと。
目下、アフリカ市場は未だ足を踏み入れるスマホメーカーが少なく、現段階でアフリカ最大のスマホメーカーは中国伝音であり、伝音はアフリカスマホ市場で40%のシェアを掌握。アフリカの多くの地区はいまなおスマホの空白地帯であり、また、アフリカの膨大な人口基礎と比較的低い収入水準は、ローエンド入門スマホ発展の沃土であり、もしアフリカのスマホ市場へ小米が入り込むことができたなら、小米にとって非常に大きな開拓空間となるだろう、としています。
小米は中国国内での栄耀(Honor)との競争で、やや劣勢に追い込まれつつあるものの、インド市場では4分の1以上のシェアを占めて、2018年には初の通年シェアトップに。途上国市場を着実に掌握していこう、という姿勢がうかがえますね。