中国マイクロブログWeiboにて、Zackbuks氏は、Sony MobileのフラッグシップスマートフォンXperia 1の仕様についてつぶやきました。同氏は昨年、Xperiaの21:9ディスプレイ採用を預言し、的中させた実績を持つ中国のリーカーです。
今回のつぶやきは、「Xperia 1に64GBしかないストレージのバージョンがある」という噂を心配している人たちに向けて安心させる内容で、64GBモデルは、あくまで日本の携帯キャリア専用のカスタマイズモデルの仕様とのこと。
中国本土・台湾・香港向けのXperia 1は、128GBストレージのデュアルSIMモデルJ9110になるとしています。確かに、今回の情報が真実なら中華圏の人たちは安心ですね。
Xperia 1はMWC2019にて発表された時点で、ストレージ容量は128GBであると発表されていました。国内発表会では、グローバルモデルのスペック表に、64GBと128GBの2種類が存在することが記載されています。
スマホの通信速度も画面も処理速度も進化し、コンテンツが大容量化しつつある昨今、docomo with枠の低価格モデルすら64GBストレージは前提となっている現在、ハイエンドモデルで64GBストレージでは足りない人も一定数いるものと思われます。幸いにもXperia 1にはmicroSDカードスロットがあるので、ゲームやSVOD、動画撮影などをたくさん楽しみたい人は、microSDカードを挿すことになりそうです。
外部ストレージの速度や安定性から、内部ストレージが大容量であることを望むのは当然のことではあります。しかし最新のAndroid OSはmicroSDカード自体を内部ストレージ化するオプションもあります。Application Performance Class 1(A1)規格や、UHS-I U3 / UHS-II規格といった高速な読み書きの高品質なmicroSDカードをチョイスすることで、ある程度は何とかなるでしょう。(もちろん、携帯ショップで販売されているmicroSDカードは相場を無視した法外な値段であるので、しっかりと携帯ショップ以外で購入しましょう)
そういう些末な小細工を極力考えずに済むのも本来高級機のメリットの一つのはずでして、事実であるとすれば心底理解に苦しむキャリア版の仕様変更ですが、もし128GBのSIMフリー版もあわせて正規販売されるようなことがあれば消費者にとって選択肢が増えて嬉しいところなのですけれどね。
今からどのmicroSDカードを買うか考えながらXperia 1を待つのが精神衛生上いいのかもしれません。