中国メーカーXiaomiは、新しいAndroidスマートフォン「Xiaomi Mi A3」を発表しました。
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Xiaomi Mi A3
MIUIではなくAndroid One
中国メーカー製のスマートフォンはAndroidを改造・カスタムスキンを搭載しており、却って使いにくかったり、戸惑ったりすることもしばしば。そこがマニア的には面白さでもあるのですが。
ところがXiaomi Mi Aシリーズは、MIUIではなくAndroid Oneです。
Android Oneとは、Googleが各メーカーと連携して展開しているプロジェクトのことで、Android Oneを名乗る機種は余計なものの入っていないAndroid OSを採用し、発売日から2年のOSアップデートを保証、セキュリティパッチも定期提供。ユーザーをセキュリティリスクから救う素晴らしいプロジェクトです。
これは性能が低くてアップデートの提供されない機種が多い途上国の問題を解決するために提起されたプロジェクト。日本ではSHARPや京セラが協力しています。
XiaomiといえばMIUIの印象が強いですが、中国国外のユーザーにとっては最初からクリーンなAndroid OSを使えるXiaomi端末としてMi Aシリーズは魅力的。しかも安いので人気があります。
4800万画素カメラ搭載などトレンドをしっかり抑えた仕様
本機はよくトレンドを捉えた機種です。生体認証は、画面内指紋認証。ノッチは、水滴型。
そしてカメラは4800万画素を含むトリプルレンズ。深度センサーと超広角レンズも搭載。
特に超広角レンズは迫力ある写真が撮れるので楽しいですよね。Google Lensや、AI画質補正も利用できます。
スペック
OS | Android 9 |
---|---|
CPU | Snapdragon 665 |
メモリ | 4 GB |
ストレージ | 64 / 128 GB UFS 2.1 |
ディスプレイ | 6.088型 HD+ 1560×720 AMOLED Gorilla Glass 5 |
カメラ | 48MP + 8MP超広角 + 2MP深度 |
インカメラ | 32MP |
バッテリー | 4030 mAh, 18W |
寸法 | 153.5 x 71.9 x 8.5 mm, 173.8g |
その他 | 画面内指紋認証 |
評価
スペックからXiaomi Mi CC9eベースであることがわかります。ちなみにXiaomi Mi A2は、Xiaomi Mi 6Xベースでした。
前モデルMi A2から、Mi A3は、液晶が有機ELに、電池容量3010mAhが4030mAhに進化しているのは魅力的。
ただし解像度はFHD+からHD+に落ちているのが残念。
また、Snapdragon 665は決して悪いものではありませんが、Snapdragon 660と比べて、CPU処理性能はほんの少し劣り、GPU性能はほんの少し上がっているという、立ち位置のよくわからないSoCです。Snapdragon 660が優秀すぎましたね。ただ優秀だったS660程度の性能を概ね有すると考えれば、選択肢としてはまあアリでしょう。
もう少し予算を上げられるなら、Redmi K20が射程に入ります。
価格・購入方法
Mi A3の価格は、欧州では249ユーロ(約3万円)から。結構安いですね。
日本への発送に対応したECサイト「ETOREN」では、記事執筆時点で2万7500円で販売、Blackが現在入荷済みとなっています。
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