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79gの超小型スマホ「Rakuten Mini」レビュー

 満を持して楽天が発表したニッチな超コンパクトAndroidスマホ、Rakuten Mini。大型化が進む時代の中、3.6インチの小さい画面に、わずか79gという超軽量ボディ。それなのにおサイフケータイを搭載している、とオタクの心をくすぐるスマホ。

 2020年1月より無料の楽天モバイルサポーター向けに販売を開始し、今月より一般販売も開始されたRakuten Mini。自腹購入して約3ヶ月間使ってみた筆者がレビューしていきます。

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おサイフケータイ

 筆者はメインでiPhone XS Maxを利用していますが、サブスマホは極力おサイフケータイ対応の機種を選んでいます。Rakuten Miniを利用する前はGoogle Pixel 3aを持ち歩いていましたが、この機会にRakuten MiniにSuicaや楽天Edy、iDなど利用していたサービスをすべて移して使ってみました。

 ボディが軽量なので、ポケットにカードのみを入れた財布、AirPods Pro、そしてRakuten Miniを右側に。左側にiPhone XS Maxをという構成で歩いていましたが、これがピッタリ。コンビニや自動販売機で支払いするときにRakuten Miniをポケットから取り出して楽天Edyで決済。ポイントも貯まるので普通に決済しつつ、キャッシュレス還元の恩恵も受けれます。

 そしてもちろん電車も普通に乗れます。Rakuten Miniで何回か電車に乗りましたが、エラーと表示されることはなく、至って普通のおサイフケータイのように利用できました。感度は十分ですね。

カメラ

 カメラは1600万画素と画素数は十分。しかし撮ってみると手ブレ補正が弱い?入っていないようでしっかりと構えないと厳しそうです。画質もお世辞に綺麗とは言えず、別にハイエンド機種を持っているならそちらで撮るほうが綺麗に撮れるかと思います。

 しかしチューニングはしっかりされているようで、色味が変、メシが不味そうということもなく、使えなくはないカメラだと思います。要は悪くはないけど、良くもないといったところ。

ディスプレイ

 ディスプレイは3.6インチも1280×720のHDディスプレイを搭載しています。3.6インチでHDディスプレイを搭載しているのは個人的にはナイス!だと思っています。やはり高精細は大事ですよね。色味も汚い・安っぽいと思うこともなく、この価格帯を考えれば十分綺麗な部類かと思います。

スペック

 SoCはSnapdragon 430。ローエンドモデルに多く搭載されるチップセットですね。正直Rakuten Miniでゲームや重い作業をすることはないのでこれで十分かと思います。文字入力で追いつかない、動作に不満がでてきたということもなく、普通に満足して使うことができました。バッテリーの兼ね合いもあると思うのでこのスペックで十分かと。

 試しにPokemonGOをプレイしてみましたが、起動に時間がかかるものの、普通に遊べました。筐体サイズがコンパクトなので片手でボールを投げやすいのも良いところです。

バッテリー

 個人的にRakuten Miniを使ってて一番不満だったのはバッテリーの持ちです。メインスマホのように使うと1日持つことはなく、2〜3時間で0になってしまいます。スタンバイで放置していても、2日〜3日で空っぽになってしまいました。

 ちなみにこれを補うために後日、楽天モバイルよりモバイルバッテリーが配達されました。正直モバイルバッテリーを持ち歩いてはせっかくコンパクトな筐体なのに意味がないですね……。

セキュリティ

 Rakuten Miniには指紋認証や虹彩認証などの生体認証はありません。しかしインカメラを用いた顔認証が利用可能です。インカメラを用いているのでコストダウンは可能なものの、セキュリティレベルとしては下がります。解錠までも数秒かかるのでましてや暗闇では認識してくれないので、都度パスコードを入力する必要があります。価格や筐体サイズ故にしょうがないところかなと思います。

通信関係

 Rakuten MiniはSIMスロットがなく、情報を端末に書き込むeSIMに対応しています。気軽にSIMカードを抜いて他の端末に指したりすると行ったことはできません。都度QRコードやWebサイトからSIMデータを書き込む必要があります。

 RakutenモバイルはBand 3に対応し、パートナーエリアとしてauのBand 18が利用可能です。筆者も1月から東京、名古屋、大阪と利用しましたが、区内の屋外ではきちんとBand 3を掴むものの、地下鉄や都市圏を抜けると、すぐパートナーエリアに繋がりました。東海道新幹線に乗っていても基本的にはBand 18。新横浜でBand 3、そしてBand 18、武蔵小杉あたりから再びBand 3がつながるといった感じでした。

 楽天はUN-LIMITEDプランを打ち出していますが、この無制限なのはBand 3のエリアを指しています。auが提供するパートナーエリアに接続された場合は5GBまでなので、UN-LIMITEDと呼ぶにはやや厳しいかと思いました。活動範囲次第ですね。

繋がると速い楽天モバイル。

 かくいう筆者の家(東京都中野区)は楽天のBand 3エリア内とホームページでは表記されていても圏外かつパートナーエリアにもつながらない状態でした。しかし4月に入ってからは改善され、アンテナは一つ欠けるものの、下り70Mbpsほどと通常利用には問題ない速度が計測できました。日々改善しているようなので、もし自宅が圏外ならしっかり報告することをオススメします。

総評

 メインとしては厳しいが、キャッシュレス決済を見据えたおサイフとしては優秀。そして楽天モバイル回線のお試しには良い端末。

 バッテリー持ちが悪い、通常使用には画面が小さい、顔認証が遅いなどメインの機種として使うにはやや厳しい面が多いかと思います。しかしキャッシュレスを使うことに重点を置くと考えれば、おサイフケータイは電池が切れても使えるので、電池もちが悪かろうと問題なく、画面が小さくても残高さえわかれば問題ないので、今の時代に適したデジタル財布と考えると、オススメです。

 また楽天がリリースしている端末なのでしっかりサポート端末に入っているので、楽天モバイルを試してみるにも適しているかと思います。

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