Galaxy Note20シリーズに関してレンダリング画像など多くのリーク情報を公開してきたTwitterユーザーのRoland Quandt氏は、Galaxy Note20のディスプレイに関して新たな言及をしました。
Roland Quandt氏によりますと、Galaxy Note20 のディスプレイ保護ガラスには、Gorilla Glass 5、Galaxy Note20 Ultraは、Gorilla Glass Victusが採用されるとのことです。
tidbit: there’s Gorilla Glass 5 on the front of the Note20. Ultra has Gorilla Glass 7 and an “AL 7S10” steel frame.
— Roland Quandt (@rquandt) July 23, 2020
Gorilla Glassとは、アメリカのコーニング社によって開発されている特殊ガラスです。極めて高い強度を持つことから、歴代GalaxyやiPhoneなど、多くのスマートフォンのディスプレイ保護ガラスに採用されています。Gorilla Glass 6では、同社による試験で高さ1mからの落下試験に15回連続で耐える性能を持っています。
今回Galaxy Note20に搭載されるとされた Gorilla Glass 5は、2016年に発売されたGalaxy Note7で採用されたものと同じガラスです。同社試験のデータからは、Gorilla Glass 6は Gorilla Glass 5の2倍の耐久性能を持っているとされています。また、前作のGalaxy Note10シリーズでは、すべての機種にGorilla Glass 6が採用されています。
このデータから、Galaxy Note20はGalaxy Note10よりも強度が弱くなる可能性があることがわかります。本当だとすればちょっと残念ですね。
また、Galaxy Note20 Ultraに搭載されるとされる Gorilla Glass Victusは、先日発表されたばかりの新型ガラスです。コーニング社によりますと、Gorilla Glass Victusは、Gorilla Glass 6の約2倍のスクラッチ耐性(耐傷性能)を持っているとのことです。Galaxyのエッジディスプレイは、その独特な形状により丸みを帯びたエッジ部分に傷がつきやすいため、ユーザーにとっては大きな利点ともいえます。
これらのリーク情報に関して、Samsung関連のリークに定評のあるSamMobileは、Galaxy Note20は実質的に「Lite」の位置づけであるとし、なぜ性能の低いガラスを採用したかはまだわからないものの、価格を抑えるための要因の一つである可能性が高いと予測しています。
ただ、Gorilla Glass VictusとGorilla Glass 6の製造コストはほぼ変わらないため、Galaxy Note20シリーズはGalaxy Note10シリーズとほぼ同じ価格で提供されるとしています。
既に公開されている多くのリーク情報からも、Galaxy Note20とGalaxy Note20 Ultraの性能差が明らかになっています。
・まさかの60Hz駆動止まり?Galaxy Note20の詳細スペックがリーク
近年のスマートフォンの高価格化が行き過ぎていたという世界的課題に加えて、新型コロナウイルス(COVID-19)による景気の低迷も加わり、ますます消費者が高価格帯のスマートフォンに手を出しにくくなってきた現状を鑑みた苦渋の決断とも言えますが、Galaxy Note20とGalaxy Note20 Ultraの大きな性能差は、ユーザーの購入判断に大きな影響を与える可能性がありそうです。
気になるのは?
— 📱すまほん!!5G📶 (@sm_hn) July 25, 2020