2020年7月1日から予約登録が開始され、2020年9月1日から始まる「マイナポイント事業」について解説していきます。
マイナポイントって何?
マイナポイントとは、マイナンバーカードの普及とキャッシュレス決済の促進、消費増加を目的とした政府主導のキャンペーンです。
マイナンバーカードとは?申請方法は?
マイナンバーカードとは政府から日本国内の全国民に付与されている「マイナンバー」を記載した顔写真付きのカードのことで、住所や生年月日などが記載されているため、本人確認の書類として使うことができる、無料のプラスチックカードです。
今回、このマイナポイントを申し込むにあたり、このプラスチック製のマイナンバーカードを取得する必要があります。申し込みから発行されるまでには1か月程度かかるので、余裕をもって申し込んでおく必要があります。筆者は4月の下旬にマイナンバーカードを申し込みましたが、受取通知書が郵送されてきたのは6月上旬でした。マイナポイントの予約期間が始まり、マイナンバーカードの申し込みも増えていると思うので、これよりも若干遅くなるかもしれません。
マイナンバーカードの申請には2015年末頃に郵送されてきた「通知カード」と「個人番号カード交付申請書」があると便利です。これを所有している場合は、空欄を埋め、郵送するか、申請書内のQRコードをスマートフォンで読み取ってオンライン上で申請することも可能です。その他に、まちなかの証明写真機から申請することも可能となっています。詳しい方法はこちら(マイナンバーカード総合サイト)。
もちろん、通知カードや個人番号カードがなくても問題ありません。自分のマイナンバーの番号がわかる場合は、こちら(マイナンバーカード総合サイト)の中の「交付申請書のダウンロードはこちら」のリンクからダウンロードできるファイルを印刷し、空欄に必要情報を記入し、郵送することで申請することができます。筆者は交付申請書をなくしたのでこの方法で申請しましたが、問題なくマイナンバーカードを受理することができました。
自分のマイナンバーが分からないという方は、各市区町村の窓口に行き、新しい交付申請書の交付を受ける必要があります。
どうすれば還元されるの?
対象のキャッシュレス決済を1つ選び、登録することによって政府からチャージ額/消費額によって25%の還元を受けることができます。政府からの還元上限は5000ポイントで、これに加えてキャッシュレス事業者の追加還元を受けられる場合もあります。このキャッシュレス事業者の選び方については次の記事でご紹介します。
まず、対象のキャッシュレス事業者を選ぶ前にするべきことがあります。それは「マイナポイントを予約」することです。マイナポイント還元を受けるためには、キャッシュレス事業者に自分のマイキーID(注:マイナンバーではありません)を登録する必要があります。
マイキーIDの取得方法
マイキーIDの取得には何通りかの方法があります。
まず、お手持ちのスマートフォンから申請する方法。これは、おサイフケータイ、もしくはNFCに対応した、特定の端末を所有している必要があります。お手持ちのスマートフォンが対応しているかどうかは、こちらのPDFファイルから確認できます。割と高い頻度で更新されているので、今は対応していなくても今後対応するかもしれません。
お手持ちのスマートフォンが対応していることを確認したら、アプリをインストールする必要があります。Google Play / App Store
アプリからマイキーIDを申請します。アプリを開くと左側の写真のような画面になります、ここで、マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)ボタンを押します。この時、エラーメッセージの表示される端末は今回の申し込みに使うことは出来ません。背面のNFC読み取り部分にマイナンバーカードをかざし、パスコードを入力します。今回入力するパスワードは、「利用者照明用電子証明」のパスワードです。発行が完了するまでマイナンバーカードはかざしたままにしておく必要があります。
これだけでマイキーIDの発行、マイナポイントの予約受付は完了です。
対応スマートフォンをお持ちでない方も、対応のカードリーダーをお持ちの方はPCに接続してPCから申請できます。
また、街なかに存在するマイナポイント手続きスポットからも申請できます。マイナポイント手続きスポットは、各携帯電話ショップ、イオン店舗、郵便局、各コンビニのマルチコピー機などで対応。セブンイレブンのマルチコピー機全国20,930店舗、ローソンでは新型マルチコピー機が設置された全国4,900店舗で対応するとのこと。新型マルチコピー機設置店舗の検索はこちらから。
この後は、このマイキーIDをキャッシュレス事業者に登録する必要があります。各キャッシュレス事業者にも還元の特徴があり、この選び方とおすすめの事業者、登録方法については次の記事で解説します。