待ちに待った!出資していた筆者の元にも、ついにUnihertzから「Atom XL」が到着したので、開封レビューと、防水機能などを試した簡単なファーストインプレッションをお届けします!!
本機は4インチ小型のタフネスAndroidスマホ。基本スペック等は前回までの記事をご参照ください。
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Unihertz Atom XLがついに到着!!
まずは外箱から。メーカー名と機種名が青文字で入れられたシンプルでクリーンな箱で期待が膨らみます!
開けてみると、「Atom XL」が登場!!ただ、半透明の袋に入っており本体はすぐには見えません。せっかく防水、耐衝撃、ゴリラガラスなのですからiPhoneの様にいきなりむき出しの本体が出てきて盛り上がるなどの演出が欲しいところ。
内容物をすべて広げてみました。
本体、アンテナ、充電器、Type-Cケーブル、取扱説明書、保証書、画面保護シート、SIMピンが入っていました。(青いものは保護シートで、本体にすでに貼付け済みのものの予備となります。)
海外製で意外と見落としがちですが、充電器はしっかりとPSEマーク付きで安心して使用できます。
そして、Atom XL本体とアンテナにご対面!!ん?アンテナ?!
筆者がクラウドファンディングで支援したのはアンテナ無しの「Atom L」なのですが……。「Atom XL」を先に生産したから支援者に早く届けるために全台Atom XLを発送したのでしょうか?!そうすると、もともとAtom XLを希望した支援者は多く金額を払っているはずで、不公平ですよね……。Unihertzへ問い合わせてみて真相をまた別途お伝えします。
緊急知らせがあります!
現在日本側は一部のお客様が物流問題で注文したのと違うXL/Lを受け取った状況が判明しました。
箱裏のラベルを確認してお願いします。
もしラベルが表記していると注文したものが違うでしたら、どうか開封せず公式メールアドレスservice@unihertz.comにてご連絡ください。— UnihertzJapan (@UnihertzJapan) July 20, 2020
それにしても前作でも好評を得ていた小さなお兄さん機である「Atom」とそっくりのデザインですね。最近良く聞く、衝撃吸収の黒いゴムバンパー部が剥がれてしまった!というトラブルまで似ていないことを祈ります。
左側面には、ちょっと見え辛いですがピンで押してイジェクトするタイプのDual SIMトレイと、TITANにもあった赤いプログラマブルキーが設けられています。防水のゴムキャップ付きのためSIMトレイの出し入れは硬いですが逆に安心ですね。
右側は電源ボタンと音量ボタンとシンプル。
上面には今や嬉しいイヤホンジャック(イヤホンジャック廃止反対!)と、アンテナ取り付け部を保護する防水キャップ。
そして背面は、カメラと技適やIMEI番号を示したシール(画像はプライバシー保護のため加工しています。)TITANと同様のシールです!しかも防水モデルなのにボロボロになりそうな紙のシールへ印刷して貼りつけも同様です!と、落胆してなぐり書きしましたが、確認してみるとしっかり最初から電子署名に対応していましたので、間に合わなかったときのための予防のようです。Unihertzのしっかり通した日本の法規への対応は交換が持てます。(だから好き!)
カメラはシングルなものの48Mピクセルで暗所にも強くなったとのことなので楽しみです。
気になるサイズの比較
他のスマートフォンとの比較です。となりのiPhone 6s、Xperia XZ1 Compact(SO-02K)と前面投影面積はぼ同サイズとなります。(厚みは二倍近いですが^^;)
上面の「DMRトランシーバー機能」用のアンテナ取り付け部のアップ。キャップを開けるとねじ込み式の差込口が現れます。ペラっとしたゴムキャップなので防水性が心配ですが、底面の充電用Type-Cコネクタ同様にキャップレス防水だったりするのでしょうか?
アンテナを取り付けるとこんな感じとなります。日本の一般的なスマートフォンユーザーで使う人はいるのでしょうか。(電波的に使えるのでしょうか?!無線免許について詳しくないので、別途詳細調べます。)
ファースト・インプレッション!
筆者は「Atom L/XL」を防災端末という位置づけで考えているので、いきなり水に沈めました。
水に沈めての操作性は?
やはり、水滴がついている(または、水中)では、誤タッチが頻発して全く使用することが出来ません。
指紋認証だけでなく、当然画面も誤タッチ頻発で全く利用できません。
IP68の防水性だけではなく、新たに米軍の調達規格であるMILスペック(MIL-STD-810G)準拠の防塵、耐衝撃を誇るタフネス性ですし、防水性は前作Atomでもしっかりしており折り紙付きなので、30分ほど浸してみましたが何の問題もありませんでした。
ただ、画面が濡れた状態で操作できないのもAtom同様のため、ここは何らかの対策が欲しいところでした。(水没の可能性が高いので推奨しませんが、防水物理QWERTY機のTITANは、水中でも操作可能なので重宝してます)
大雨、浸水被害が増えてきている現在、落水、落下への備えが万全、かつ、タフなスタミナを持つ本機種は、ライフラインとして、お手持ちのスマートフォンラインナップにぜひ加えて頂きたいところです。筆者は通常運用しているスマートフォンが、BlackBerry KEY2、Planet Computers Cosmo Comunicatorという片手で使えず水にも弱そうな機種2台の為、片手で普通に使えるタフネス携帯として運用に加える予定です。
通常利用での操作性は?
届いたばかり、いきなり水に沈めてまともな画面操作の写真がありませんが、CPU、メモリともにミドルスペックでもある「Atom X/XL」は、アプリ動作も動画も文字入力もちょっと触った程度ではサクサクで何のストレスもありません。過不足なく利用できるコンパクトタイプのタフネス機として非常に貴重な機種が誕生したとわくわくしています。
今後も継続していろいろテストを行います!
最後に
本文中に、「Atom X/XL」を防災端末と捉えていると記述させて頂きましたが、その点で内臓されているラジオアプリや、コンパスなどなど防災に役立つアプリなどの検証を別途予定していますのでお楽しみに!!