中国TCLのロール式スマートフォンの稼働試作機の動画が公開されています。
TCLは、スライド式スマホや3つ折りスクリーンのスマートフォンを開発中。動画で登場している新しいロール式スマートフォンは、4.5インチの小さいディスプレイを、上に引っ張ることで6.7インチのディスプレイに。
このOLEDは20万回のロールに耐えられるとしています。この仕組みでは、一見小さなディスプレイに見えるスマートフォンでも丸められた部分を広げることで大きなディスプレイサイズを利用できます。
また、ディスプレイ市場に詳しいRoss Young氏は、ローラブルスマホをいち早く発売する競争が始まっており、発売まであまり長く待つ必要はないかもしれないといいます。
Race to bring out the first rollable phone. Here is China Star’s 4.5″ phone that unrolls to 6.7″. Thanks @folduniverse for the link…https://t.co/el1O7R8KZQ pic.twitter.com/DEgKVcp3fq
— Ross Young (@DSCCRoss) October 26, 2020
小さい筐体のディスプレイを展開して大きなディスプレイになる技術は、魔法のようですね。
SamsungのGalaxy Zシリーズでは、技術的には完成していますがディスプレイに折り目の段差があるなど、通常のスマートフォンにはまだ及んでいません。それに比べてTCLの新しいロール式スマートフォンは、動画を見る限り折り目などがなく、非常に良い体験を得られそうです。今後のスマートフォン市場がより面白いものになりそうです。