Appleは18日(米国時間)、8日に発表した同社のフルワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」の低電力モードについて、同社のサポートページで詳細を公開しました。
ほかのヘッドホンと異なり、電源ボタンを搭載せずにセンサで電源オン/オフを検知する仕組みとした同モデル。「電源ボタンをいちいち操作しなくて済むのは魅力だが、低電力モードになるまでバッテリ容量を浪費するのではないか?」というユーザーからの疑問の声もありました。
同社によると、ヘッドホンを使用しない状態が5分間続くと「低電力モード」に移行し、さらにその状態が72時間経過すると、BluetoothとiOS端末などからデバイスの検索する「探す」モードもオフにする「超低電力モード」へと切り替わるとしています。
また、付属の「Smart Case」と呼ばれるケースを利用した場合は、ケースに入れることで即時に「低電力モード」へ移行するとし、ケースに収納して18時間経過後に「超低電力モード」へと切り替わる仕様。
「Smart Case」の有無にかかわらず、どちらにしてもすぐに「低電力モード」には移行してくれるということ。必須というほどではなさそう。
ワイヤレスヘッドホンを使うユーザーとしては、極力長く使うために電源を切って電池持ちを良くしたいというのが本心ですが、かといって実勢価格が約6万8000円と高額な本製品を無くすと痛いのも事実。
「ヘッドホンにケースを付けて持ち歩く人はあんまり居ないのでは?」という気もしますけどね。とにかく紛失した場合すぐにiPhoneから「AirPods Max」の位置を探せますし、いずれにせよ半日は「探す」機能がオフになることはありませんので、電池寿命のささいな犠牲で紛失リスクに備えられると考えれば、アリなのではないでしょうか。