同じような機能、同じようなサイズの板スマホばかりの昨今……そんな状況に一石を投じ続けるUnihertzの「Jelly 2」がついに国内到着!
2020年12月、一度海外から発送されながらも、税関申請手続きの不手際から返送されてしまい、日本のみ到着の遅れていたJelly2が、ついに筆者の自宅にも配送されたので、さっそくレビューをお届けします!!Unihertzから、Kickstarterのバッカーの元に、投資順で順次配送中とアナウンスされています。未到着の方はもうしばらくの我慢ですよ!
今回「Jelly 2」を写真多めでご紹介させていただきます。詳細スペックなどは過去記事をご参照ください。
ついに最小「Jelly 2」が国内到着!大興奮で他機種と比較から
FeliCa搭載端末で世界最小!!「Rakuten Mini」に勝ったぞ!!!
まずは外観!ということで、右側は到着した「Jelly2」です。いきなり“世界最小最薄おサイフ対応”としてデビューしたRakuten Miniと比較してみました。うん!FeliCa搭載端末での世界最小の座は頂きました!!
最初手にしたときに、あまりの小ささに驚いたRakuten Miniと比較しても更に驚く小ささ!近年のスマートフォンとしてはかなりコンパクトな3.6型のRakuten Miniですが、3型という近年のスマートフォンとして驚異的に小さいディスプレイサイズの「Jelly 2」と比べるとこのサイズ差。
まさに光り輝くJelly(ゼリー)!!綺麗すぎる背面デザイン
このデザインを見てください。これは可愛い愛おしい。まさに光り輝くJelly(ゼリー)!!キラキラと輝く濃い緑とも青とも取れるボディカラーの背面が美しい。
そして、その背面にはカメラと共に、指紋認証センサー搭載!やはりこれは素早い操作には必須の機能でしょう。反応も早く文句なしに便利です!
もはやキッズ携帯と同等のコンパクトさ!!
手持ちのコンパクト機種との比較をしてみました。左からiPhone7、Rakuten Mini、「Jelly 2」、キッズ携帯F-03J。もはやキッズ携帯と同等のコンパクトさ!!これは凄い!
Jelly 2 レビュー
筆者は、使えるかどうかは別として、超コンパクト端末が大好物なロマン主義のため、あまりのコンパクトさに嬉しくなり、編集長所有のRakuten Miniとの比較から始めてしまいました……。
一旦落ち着いて、定石通り外箱からレビューを再スタートしていきます。
我に返って外箱開封から、コンパクトでシンプルな外箱
ビニール袋に入れられ宅急便で配送された「Jelly 2」袋から取り出すと、コンパクトでシンプルな箱が出てきました。Unihertzの外箱はいつもゴテゴテしていておらず非常に好感が持てます。
ただ、一般販売時には問題ないと思いますが、中国からの通販などではおなじみで、特に緩衝材もなく直接袋に入って来たので、場合によっては外箱に傷が付いたり凹んだりの可能性があります。クラウドファンディングの返礼品ですし、筆者はそもそも外箱に興味がないので気になりませんが、人によっては気になるかもしれませんね。
内容物一式
内容物は、①本体、②充電器、③Type-C充電ケーブル、④ストラップ、⑤説明書類とシンプルにまとまっていました。どんどん採用機器が増えているType-C充電ケーブル入は嬉しいですね。
説明書は、嬉しい日本語表記あり
説明書には、嬉しい日本語表記あり。テストと認証が難しい日本向け専用のFeliCaを搭載するほどに、日本のユーザーを意識して開発してくれているUnihertz。それを表すように説明書もしっかり日本語です。英語表記でもわかるにはわかりますが、なにげに嬉しいポイントです。
合わせてSIMカードトレイ脱着用にピンと、予備のスクリーンプロテクターも同梱です。
綺麗なディスプレイを搭載した本体正面デザイン
小さな小さな本体です。早速電源を入れてみました。480*854ピクセルのディスプレイは綺麗で視認性にも問題はありません。また、下部のタッチセンサーは、バックキー、タスクキーを入れ替え可能なため、左右とも「・」印となっています。
画面が少し青みがかっているのは、本体貼付け済みのスクリーンプロテクターになります。
数少ない不満ですが、なぜUnihertzが添付してくれるスクリーンプロテクターは、毎回サイズが少し小さいのでしょうか……。予備も含めて2枚も付属してくれるのは嬉しいのですが、毎回買い替えたくなってしまいます。
ディスプレイサイズを前作「Jelly / Jelly Pro」と比較
前作の「Jelly / Jelly Pro」と比較してみました。
近年のフルHDどころか4Kの大画面ハイスペック機には及びませんが、2.45型液晶で、解像度が240*432ピクセルと実用には厳しい画面であった「Jelly / Jelly Pro」から、「Jelly 2」では大幅に進化して、通常使用に全く問題ないレベルになっています。
ブラウザーですまほん!!サイトをフォントは標準で表示してみました。フォントを小さくすればもう少し表示できます。
標準のホーム画面は、3✕3でコンパクトながら押しやすくなっています。
QWERTYキーでも入力可能!
フリック入力は、前作Jelly / Jelly Proと比べてかなり快適に入力できます。
そして、かなり小さくはありますが、前作では苦行でもあったQWERTYキーボードでも入力可能です!(入力にはATOKを利用しました。)
TPUケースに入った状態の背面
箱に入っているJelly 2を取り出すと、TPUケースに入った状態で、こんな感じ。電波を発信する機器で問題となりがちな「技適」の許認可番号記載のシールがセンスなくドーンと貼り付けてあります。安心ではあります。このシールは格好悪い……。
格好悪い技適のシールが……。と書きましたが、はっきりいって、このシールは完全に演出だと思います。センスのないシールを剥いでみると、なんとも綺麗なボディカラーで可愛いコロンとしたJelly 2の背面が現れます。カ ワ イ イ !
技適シール外して大丈夫?という方もいるかもしれませんが、安心の電子表示対応済です。
TPUケースを外した本体は更にコンパクト!
コンパクトさを取るか、ケース入の安全を取るか。これは悩ましい。
特に背面は、ケースを付けるかどうかさらに悩ましい。ケースに入れるとこの可愛さと綺麗な色がスポイルされてしまいます。ケースを最初から付属させ、ケースにストラップホールを付けてくれるUnihertzのホスピタリティは非常に嬉しいものこの綺麗な色、コンパクトさを味わいながら普段使いしたい!最近流行りのガラスコーティング液での保護を後日試して見たいと思います。
赤のプログラマブルキーがアクセントの右サイド
様々なアプリが割り当てられる赤いプログラマブルキーが特徴の右サイド。上から、①電源ボタン、②プログラマブルキー、③ダブルSIMスロット(1スロットはSDカードと排他)、④Type-C充電ポートとなります。
正直Titanのプログラマブルキーの赤色を見たとき「なんでボタンを赤色にするんだ!」と筆者を含め批判する数が大きかったように感じています。
でも何故か「Jelly 2」では非常にアクセントとして素晴らしく、可愛い端末感が強調されて良いです。ただ、目立つだけに毎回電源キーと押し間違えるのはご愛嬌(笑)
音量上下ボタンだけのシンプルな左サイド
左サイドは、音量の上下キーのみでシンプルです。ツルンとしていてこちらも綺麗ですね。
懐かしい?赤外線コントロール搭載の上面
なんと「Jelly 2」の上面には、①3.5mmイヤホンジャックと共に、②赤外線コントロールのポート(左側にある小さな黒丸)が搭載されています。これは便利!
なにせ携帯って手元に常にあるものですから、リモコンより手元にある率高いですよね。
標準でアプリも搭載されており、さっとAV機器を登録して操作できます。
早速自宅のTVを設定してみましたが普通に使えます。これってクラウドファンディング時に気がついて気にされていた方はどのぐらいいたでしょうか?嬉しい驚きでした。
底面はスピーカーとマイクのみ
底面はスピーカーとマイクのみとシンプルです。サイズ的に難しかったのかもしれませんが、Type-Cの充電コネクターは、底面に欲しかったです。横に搭載されると充電しながら利用する際に手にあたって邪魔になります……。ちょっと残念。
実は「Jelly 2」はキッズ携帯としても優秀なのでは?!
さて、いろいろ紹介してきましたが、どんなふうに使うと一番有用かな?と考えてみると……。先に比較したように、docomoのキッズ携帯「F-03J」と非常に近いサイズなことが注目ポイントになります。
まだまだ不注意で落としてしまうことも多い子供に、必須のストラップも付けやすい。活発に遊ぶときにも気にならない小さな端末。ということで、そろそろLINEなどのコミュニケーションアプリなど使いたい、Suica、PASMOなどで電子決済、定期など利用させたいと思ったときに非常に良いサイズ感ですね。
ただ、現在の技術で考えると、サイズが小さい=電池容量が少ないとなり、電池持ちが心配です。しかし、本作「Jelly 2」では、電池容量が950mAhと全く電池持ちが期待できなかった前作「Jelly / Jelly Pro」と比べて2000mAhと大幅に増量されて安心の電池持ちです。
マニアだけに使わせるのはもったいない、いろいろな使い方が考えられるJelly 2。小さいながらも可能性は無限大。みなさんもぜひ手にとってみてください!