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「Oriolus 1795」レビュー。「有線イヤホン+DAC内蔵無線受信器」でスマホの音質向上という選択肢

 「Oriolus 1795」を購入したのでレビューします。本機はスマートフォン等とBluetoothで接続し、そこから有線イヤホンを接続することができる、Bluetoothレシーバーと呼ばれるもので「LightningやType-Cの変換アダプタは使いたくない!」「手軽に音質を向上させたいけど、小難しい機材を使わずに出資を抑えたい!」そんな要望を手軽に満たしてくれる製品です。

Oriolus 1795は本体・操作方法共にかなりシンプル

 「Oriolus 1795」はシンプルで小型です。音量調整ダイヤルなどもなく、操作は全て右側面にある3つのボタンで行います。

 ペアリング方法もシンプルで、電源を入れると自動でペアリングモードになります。後は、手持ち機器側と接続するだけでペアリング完了です。また、NFCチップが搭載されているため、NFC対応端末と重ねることでも接続/接続自動設定を完了できます。

 上部には3.5mm、4.4mmジャックを搭載。

 下部には給電用のType-Cポートが載っています。

Oriolus 1795は音源を高音質にしてくれる機能つき!

 「Oriolus 1795」は音源を高音質にするアップサンプリングと呼ばれる機能が標準搭載されています。YouTube上の「歌ってみた動画」を頻繁に聴いている方には重宝するのではないでしょうか。

 ただ、この機能は有効/無効を切り替えることができないため、音の加工が嫌いな方は購入を避けておくのが懸命かもしれません。

アナログ的な音質

 「Oriolus 1795」にはその名の通り、バーブラウン社の「PCM 1795」をDACチップに採用しています。ポータブル界隈では旭化成エレクトロニクス社のAKMチップ、もしくはESS Technology社のESSチップを搭載することが主流で、バーブラウン社のDACチップを搭載していることは稀です。

 全体的な音質の評価としては、立体感のある空間表現が特徴です。音のバランスはフラットによっていますが、「味付けがなくてつまらない」わけではなく、全体的に温かみを感じます。

バッテリーの減りは早いかも……

 「Oriolus 1795」の欠点は稼働時間です。筆者は外出時に本機を持ち運んでいるのですが、体感で6~7時間くらいしか持ちません。この類の製品はバッテリーの持ちが重要なのに悪いものが多く、本末転倒ではないかと思えてきます。いや、これでも頑張っている方なんでしょうけど……。

サブスクサービスが主流な時代に最適な選択肢

 「Oriolus 1795」は無線接続の域に収まらないくらい高音質なBTレシーバーでした。ワイヤレス接続やサブスクサービスが主流になった今、手軽に高音質を実現できる本機はかなりのポテンシャルを秘めていますし、一般層が求めるようなニーズを確実に満たしています。

 無線イヤホンを使いたくない!だけど、USBやLightningの変換端子は使いたくない!複雑な機材を使わずに、音質向上を図りたい!といった方々にオススメです。

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