NTTコミュニケーションズのMVNOサービス「OCNモバイルONE」は、2021年3月12日に開催を予定していた新料金プラン発表会の延期を告知しました。
延期後の具体的な開催日時は不明で、現時点では「3月下旬」とのみ明かしています。詳細な日時は決まり次第案内するとのこと。
延期理由は明かされていません。現在、NTTグループは総務省役人や歴代総務大臣への不正接待が発覚、NTT持株の澤田純社長の国会招致も報じられおり、ドコモ完全子会社化や「ahamo(アハモ)」などについても疑惑の目が向けられかねない政治情勢であることから、延期の判断に影響した可能性はありそうです。
NTTコミュニケーションズはインターネットサービスプロバイダ事業やドコモ回線を用いた「OCNモバイルONE」を提供しています。
NTTの計画では、ドコモ完全子会社化にあたり、NTTコミュニケーションズやNTTコムウェアをドコモ子会社に移管、「OCNモバイルONE」をNTTレゾナントに移管する方向性で、その詳細がどうなるのか注目されていました。
元々「OCNモバイルONE」の端末調達・販売はNTTレゾナントが担っており、計画通りの方向性で再編が進めば、NTTレゾナントによる合理的な経営が期待できました。
また、NTTドコモが発表した携帯値下げのうち、大容量プランとアハモに並ぶ「Economy」を、MVNOと提携して提供することが示唆されており、順当に行けばここを「OCNモバイルONE」が担う可能性も考えられたところ。
しかしながら昨今の政治情勢や「文春砲」次弾を考慮したのか、今の所はまだ真意は図りかねますが、残念ながら延期となります。