Googleの次期フラッグシップスマートフォンとして予想されている「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」は、サムスンの「Galaxy S21」シリーズと同等の性能を持つ可能性があると、スマートフォン関連の情報に詳しいPhone Arenaが伝えました。
Appleは独自の「Apple Silicon」をMacやiPadに搭載しています。Googleも「Google SIliconを開発している」と噂されてきました。
情報によりますと、Googleが開発中の新SoC「Whitechapel」には、サムスンの「Exynos 2100」SoCに搭載されている「Mail-G78」と同じGPUが採用されており、「Whitechapel」はこれに近い、または同等の性能を持つ可能性があるとのことです。
そもそも、Googleが独自開発しているSoC「Whitechapel」は、現在AndroidのSoC市場がQualcomm社によってほぼ独占されていることをGoogleが問題視し、開発を進めているとされるもの。Qualcomm社の開発する「Snapdragon」SoCは現在、Android搭載端末を製造しているほぼ全ての企業に供給されています。
自社開発したSoCを同社のスマートフォンやChromebookに搭載することで、市場の寡占状態からも脱却することを目標に、サムスンと共同開発しているとのことです。サムスンが開発に関わっているのであればExynosの製造に関わる技術も使用されているため、性能が似ていることにも納得できます。
サムスンの「Exynos 2100」は、米Qualcommの「Snapdragon 888」に匹敵する性能を持っており、処理能力はもちろんのこと電力効率などの点からも、高い評価を得ています。「Whitechapel」が本当にこれに近い性能であれば、ミドルレンジ向けSoC「Snapdragon 765G」を搭載していたPixel 5との性能差は明らかです。
Pixel 6シリーズは、この他にもレンダリング画像がリークされており、本体デザインが大幅に変更されることなどがわかっています。
・大幅にデザイン刷新?「Pixel 6 Pro」の外観がリークされる