中国OPPOの派生ブランド、Realmeがインド市場向けに「Realme X7 Max 5G」を仮発表しました。正式発表は5月31日を予定しています。
Realme X7 Max 5Gは同社の3万円台の中国市場向けスマートフォン「Realme GT Neo」のインド版という立ち位置となっています。
Realme X7 Max 5Gの仮発表サイトには現在一部のスペックのみ公開されています。発表されている重量や厚さはRealme GT Neoと完全に一致しているため、ハードのスペックの相違はほとんど見られないことが予想されますが、念のためX7 Max 5Gのサイトで発表されていない情報については断りを入れたうえでGT Neoのスペックを記載します。
Realme X7 Max 5Gはインド市場で初めてMediaTekのDimensity 1200を採用。Dimensity 1200のCPUは3GHz+2.6GHz×3+2GHz×4といった構成でかなりの処理速度が望めます。発表されていませんが、GT Neoではメモリは6/8/12GB、ストレージはUFS3.1で128/256GBが用意されています。また、放熱にデュアルグラファイトプレートと水冷システムを採用しながら179gといった比較的軽量な設計となっています。
ディスプレイはフルHD+の有機EL、6.43型。リフレッシュレートは120Hzでタッチサンプリングレートは360Hz。処理性能や排熱設計などにより、かなり快適にゲームが楽しめることが予想できます。
カメラは6400万画素メイン+800万画素超広角+200万画素マクロの三眼構成。メインカメラはSONYのIMX682を採用し、少なくともRealme GT Neoは最大4K/60fpsでの撮影に対応しています。
充電面では50Wの急速充電に対応。残量0-50%間の充電が16分と説明されており、Realme GT Neoではバッテリーは4500mAh。50分で満充電が可能と謳っています。
そのほかにはRealme X7 Max 5Gはデュアル5Gに対応、3.5mmイヤホンジャックを備えているのが確認できます。Realme GT Neoのスペックシートから確認すると、NFCやWi-Fi 6/Bluetooth 5.1に対応していますが、5Gのミリ波には対応していません。
本体色についてはどの色が販売されるかは明らかになっていないものの、Realme GT Neoはホワイト・ブラック・オーロラの3色となっていました。一応X7 Max 5Gの仮発表サイトには3色とも画像はありますが、それが販売されるという証拠にはなり得ないため現状販売される色は不明、というところです。
ちなみに、筆者はプレイができませんでしたが、Realme X7 Max 5Gの仮発表サイトにはパズルが用意されており、挑戦するとRealme X7 MAX 5Gや登山用バックパック、Realmeが日本進出した際の第一弾のモバイルバッテリー、「realme Power Bank 2」などが当たるキャンペーンを実施しているようです。日本から挑戦できるかは不明ですが、暇なときは覗いてみるといいかもしれません。
Realme X7 Max 5Gの価格は未発表ですが、ここまでのスペックを持ちながらRealme GT Neoが中国国内で1799元(約3万円)からというかなりの低価格になっていることから、「PUBGやるならPOCO F1」とまで言われ、破壊的なコスパでインド人を驚愕させたPocophone F1の後釜になりそうな予感がします。続報に期待しましょう。
参考程度に、Realme GT Neoのスペック表です。
OS | Android 11, realme UI 2.0 |
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SoC | Dimensity 1200 |
実行メモリ | 6 / 8 / 12GB |
内蔵ストレージ | 128 / 256GB UFS3.1 |
画面 | 6.43インチ、2400×1080 |
カメラ | 6400万画素 + 800万画素 + 200万画素 |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 4500mAh |
寸法 | 158.5 x 73.3 x 8.4 mm、179g |
その他 | 50W急速充電、イヤホンジャック |