Windows入ったニンテンドースイッチやん!
中国の新興PCメーカー深センOne-Netbook Technology(壹号本科技)社は、新製品「ONEXPLAYER mini」を日本で正式発表しました。発表会主催は同社の国内正規代理店を務める株式会社テックワン。
驚くべきはその小ささ。前モデルは高性能ながらも、8.4型と大きく重量820g(貸与試作機実測で828g)と正直「デカくて重い」が本音。
しかし今回新発表のONEXPLAYER miniは、なんと7型で重量は589gと一気に軽量化。
Nintendo Switchに迫る小ささ。そしてベゼルレス。でもWindows 11でIntel 第11世代Core i7-1195G7を搭載します。
あのSteam Deckよりも大幅に小型。重量も軽いです。
なぜこんな「mini」モデルを出してくれたのか?実は日本人ユーザーから多くの要望が寄せられたためとのこと。なんと俺たちのためだった。
半年以上の試行錯誤を経て困難な製品開発過程を克服、本日新製品としてお披露目することができるといいます。
かくいう当初は、試作初号機は650gと重かったとのこと。
しかし目標ライン「600g」以下を達成すべく、研究開発部隊は「軽量化」計画を実行。信頼性と耐久性を繰り返しテスト。様々な改善を加えました。
まず軽量化。サウジアラビアSABIC製の高品質素材により、強度を確保しながら上下の厚さを1.3mmに抑えることに成功。
続いて金型にホットランナーデザインを採用、そして深センでも多く見られないJSW製高速射出成形機を導入。miniの筐体改善のため全力を尽くしています。
さらに電池セルの材料を改良し、正極に従来の4.4V材料よりも容量の大きい4.4V LC95Xタイプのコバルト酸リチウムを使用、全体容量で1%増加。負極は粒径の小さく比表面積の大きいQCG-H2採用により、負極表面とコーティング処理で急速充電性能を高め、材料限界で3C充電が可能とのこと。
同時にセパレータ素材もポリエチレン製からセラミック+ゴム製に変更することで、熱収縮への耐性と小型化を両立、電池セルエネルギー密度の向上、軽量化、耐久性向上を実現しているとのこと。
数々の研究開発努力で589gを達成、しかし小型軽量でも性能は強力。最大駆動周波数5GHz、4コア8スレッドのIntel最新省電力CPU Core i7-1197G7を搭載。グラフィックはGeForce MX350に匹敵するIntel Iris Xeコア。
ポリカーボネートとABSで軽量な筐体を実現しつつ、UL94 V-0の高い難燃性を確保、表面はマット素材で上質。フォースフィードバック、つまり振動にも対応。音響はスピーカーの素材変更で低音域に改善が期待できるようです。エルゴノミクスデザインを取り入れるほか、ALPS製の高品位なジョイスティックも採用しています。
なお冷却ファンは2基だったのを1基にしており静音化を実現。それでも十分な排熱を確保しているといいます。
このほかカスタマイズ、ゲームソフト最適化、ファンや消費電力の制御の可能なソフトウェアを開発中で、ONEXPLAYER全機種で利用可能予定。提供見通し時期は2022年1月、2月以降。
発売日は2022年1月下旬。本日より予約受付を開始。価格は予約特別価格にて13万9590円から。
- One-Netbookストア クーポンコード2000円分:PVXQ4L4YRX(2021年12月30日まで有効)
「とはいえ鞄に入れて持ち運ぶと重量と大きさ、そこまで気にならなくない?」「家で使うなら大きいほうがいいよね」という人に。8.4型大画面のONEXPLAYER従来機種もパワーアップして登場。AMD Ryzen7 5700U/4800U搭載モデルが発売。なお数量限定デビュー価格で4800Uモデルが16%オフの12万9980円。発売日は12月18日。
同日、One-Netbook A1 Proも発表されたほか、OneMix4 鯉エディションも改めてお披露目されたました。