カメラ評価機関DxOMarkは、Xperia 1 IIIのベンチマークスコアを発表しました。
カメラベンチマークスコアは115点に留まりました。前モデルXperia 1 IIは112点であったため、ほとんど変わらないという結果に。
点数的には「ミッドハイ」「廉価ハイエンド」「2019年の上位ハイエンドモデル」がひしめき合う水準。
「全てのウルトラプレミアム端末の下位にランクイン」とのこと。確かに現在一流上位機種は140点前後なので、その通りでしょう。
各項目を見ると静止画は概ね微加点傾向、動画はノイズやAFは悪化しているものの色と手ブレ補正向上で横ばい。
筆者はXperia 1 II / 1 IIIをいずれも購入して利用しているものの、Xperia 1から1 IIへの進化は画質面含めて非常に大きいと思いましたが、1IIから1IIIではそれほど大きくはなかったので、この点数についてそこまではおかしくはないようにも感じます。
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DxOMarkでの点数傾向として、望遠が大きく加点される要因とも言われており、Xperia 1 IIIは新たにペリスコープ望遠カメラを搭載したため、点数は大きく向上しそうなところでしたが、前モデルの79点から87点への増加に留まっており、伸び幅は思ったほど大きくありません。
ペリスコープ搭載機種の望遠スコアとしてはGalaxy S20 Ultra(2020)は118点、Huawei P40 Pro(2020)は118点、OPPO Find X2 Pro(2020)は114点、 Galaxy S21 Ultra 5G(2021)は98点、Vivo X70 Pro+(2021)は113点、HUAWEI P50 Pro(2021)は140点(疑惑あり、後述)、Xiaomi 11 Ultra(2021)は131点となっているため、ペリスコープ搭載機種の中でXperia 1 IIIの87点というのは非常に低い望遠スコアであることがわかります。
なおDxOMarkは一定の基準で評価を続けているだけあって参考になる部分は大きいですが、実感との乖離や点数化されていない項目も。たとえばVivo X70 Pro+はレビュワーの多くが認める優れた低照度、極低照度での撮影能力を有しますが、iPhone 13 Pro以下の点数という実感と離れた数値となっています。これはテスト内容や配点の問題でしょう。またソフトウェアの使い勝手なども同様に点数化されていませんし、おそらく今後もできないでしょう。
加えて、もちろんテストを行うのは人間だけあって無謬ではありませんし、最近ではHuawei P50 ProのExif改竄、販売製品と大きく異なるハードウェア構成の個体で評価した疑惑もあります。参考にはすべきですが、全面的に信用するべきでもありません。
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DxOMarkのカメラスコア
— すまほん!!📶5G📱 (@sm_hn) December 20, 2021