マイクロソフトは、去年9月に正式発表した2画面スマホ「Surface Duo 2」を日本市場にて販売開始するとしました。1月11日から販売を開始するようです。
日本市場にはストレージが512GBのモデルを除くすべてが投入されます。本体色は白色のグレイシアと黒色のオブシディアンの2色。メモリは共通して8GBで、ストレージが128GBが18万4000円、256GBが19万6000円。米国版は1499ドル(17万3000円)からという価格のため、妥当な範囲に収まっていそうです。
なお日本版はn77/78/79対応ですがミリ波には非対応となります。
Surface Duo 2はSnapdragon 888を搭載し、5.8インチでの有機ELを2枚備えます。ディスプレイは両方とも内側のみ湾曲し、閉じた状態でも通知やバッテリーの状況が確認できるとしています。さらに、NFCや指紋認証だけでなくスタイラスペンとスタイラスペン専用のワイヤレス充電にも対応。
一方でヒンジはいまだにかなり大きく目立っており、付随して上下ベゼルも非常に太くなっていますが、どちら向きにも折れるという利点を持ちます。
しかしその利点もむなしく、大きく肥大してしまったカメラ部の突起により外折り時に隙間が生じています。そのほかにもサブディスプレイを備えず、そのかわりの利点としていたディスプレイの隙間からの通知が確認しづらい点、結果としていちいち開閉操作を要する点、本のように画面中央の視認性が著しく悪い点などが海外レビュワーにより指摘されています。
なお、Surface Duo 2は去年9月末にWindows搭載のSurface Go 3/ Pro 8/ Pro Xなどとともに発表されており、今回はSurface Duo 2やそのアクセサリと同時に、Surface Pro X(WiFi)やSurface Go 3(LTE)の日本投入も発表されました。
筆者としてはそのベゼルや価格がネックでとても食指が動くような魅力的な製品には感じないのですが、Surface Duoは値下がりに値下がりを重ねて、最終的には本来の40%程度の価格で叩き売りされていました。世間の評価によってはSurface Duo 2もこうなりそうではあります。