Huaweiは4月28日、中国向け新製品発表会を開催し、新型スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」を発表しました。
2020年に日本でも発売されたGT 2 Proは1種類のみ(バンドは2種類)でしたが、今回は2種類展開となっています。
まず、軽くて耐久性の高いチタンでできた46mmモデルはGT 2 Proのデザインを受け継いだクラシックなデザイン。
前作より角張った印象を受けます。バンドもGT 2 Proが思い浮かぶ「グレーレザー」と「ブラックフッ素ゴム」の2種類。ディスプレイは1.43型。
次に43mmのセラミックモデルは大きく印象が変わり、バンド含め時計全体が白いナノ微結晶セラミックできており、ベゼル外側や回転式クラウンは光沢感のある明るい銅色。
ベゼルは時間のさざ波にインスピレーションを得たという24の波紋のような加工が施されています。ディスプレイは1.32型。ベゼルなどが銀色のレザーバンドタイプもあります(画像右)。
ディスプレイは傷に強いサファイアガラス。WATCH 3やGT 3にはない、GT Proシリーズのみの仕様のようです。
デザインや素材以外は基本的に日本発売済みのHUAWEI WATCH GT 3と変わりません。GT 2 ProまではLiteOSでしたがHarmonyOSになりサクサク動作、回転式クラウンで操作性もバッチリ。そして目玉は心電図(ECG)機能が搭載されている点です。HUAWEI WATCH GT 2 Pro ECG、HUAWEI WATCH Dに続く搭載で、通常モデルとしては初めてとなります。
しかし、心電図対応の過去2機種は日本で発売されていません。規制の関係で日本で発売されても心電図機能が使えないことが予想されます。Apple Watchは他国に2年以上遅れて使用可能になり、Galaxy Watchでは今も機能が塞がれています。
心電図だけでなくそれによる血管健康、心拍数センサーによる心臓健康、複数のデータによる睡眠時無呼吸、体温や咳検知などによる呼吸器健康といった多くの健康指標の測定に対応します。
GT 2 Proではゴルフやスキーに対応する点が強調されていましたが、GT 3 Proでもゴルフモードがさらに進化。風速や風向を確認できるだけでなく、中国国内の300以上のゴルフ場のマップを搭載し地形を見たりショットの軌道をアプリに記録したりすることができます。
また、最大水深30mに対応することを活かしダイビングモードが追加。深さや潜水時間などがリアルタイムに表示されるほか、時間や深さの警告、休憩時間の表示も可能です。
NFCやアプリストアにも対応しますが、心電図やゴルフ場マップと同様、日本では有効活用できなさそうなのが惜しいところ。
ワイヤレス急速充電に対応し、チタンモデルは85分でフル充電が可能。豊富な機能を搭載しながら通常使用でチタンモデルは14日間、セラミックモデルは7日間持続する長持ちバッテリーを謳います。
価格は次の通り。
- 46mmチタンモデル フッ素ゴムバンド 2488元(約4万9100円)
- 46mmチタンモデル レザーバンド 2688元(約5万3100円)
- 43mmセラミックモデル セラミックバンド 4688元(約9万2600円)
- 43mmセラミックモデル レザーバンド 2988元(約5万9000円)
Huaweiのウェアラブル製品は特別なモデルを除き日本でも発売されてきたため、今回も日本で発売される可能性が高そうです。1ヶ月後くらいにHUAWEI Band 7などと共に発売されるのではないでしょうか。
また、つい最近iOSでも有料文字盤の購入が可能になっています。
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HUAWEI Healthアプリを最新版の12.1.3.315以上へアップデートして、ぜひ試してみてください🥰 pic.twitter.com/dqWwGayxoS— Huawei Mobile (JP) (@HUAWEI_Japan_PR) April 28, 2022
GT 3 Pro チタンモデルをベースとしたHUAWEI WATCH GT 3 Porsche Design(4688元、約9万2600円)も発表されましたが、こちらの日本発売はなさそうです。