京セラは、法人向けのSIMフリースマホである「DIGNO SX2」および同じく法人向けでキャリア通信非対応の「DIGNO WX」を発表しました。
DIGNO SX2はミドルレンジの5Gスマホで、DIGNO WXは2020年12月に発表されたAndroid One S8をベースとしたWi-Fi専用端末。いずれも京セラの得意とする高い耐久性を自慢としています。
米国国防総省が定めた「MIL-STD-810H」に準拠した20項目の試験もパス。防水防塵をはじめとし、様々な気候のハードな現場でも安心して利用できるデバイスに仕上がっています。さらにグローブを付けた状態や濡れた状態でも操作できるグローブタッチおよびウェットタッチに対応。
加えて、DIGNO SX2はディスプレイには画面割れ対策のために4隅のフチを高くしているほか、2段強化ガラスを採用しています。
処理能力はニーズに合わせたレベル。DIGNO SX2はSnapdragon 480 5Gを、DIGNO WXはMT6768(MediaTek Helio P65)を採用、メモリはいずれも4GBとストレージは64GBの構成のみで1TBのmicroSDに対応。
ディスプレイはフルHD(1920×1080の液晶で、DIGNO SX2が6.1インチ、DIGNO WXが6.26インチ。カメラはDIGNO SX2のほうが劣っており、背面カメラも1眼で800万画素、インカメラも同じく800万画素。一方でDIGNO WXは1600万画素+800万画素ワイド、インカメラは800万画素。
5Gに対応するDIGNO SX2の対応バンドはLTEでB1/B3/B8/B18/B19/B28/B41/B42に、5Gではn3/n28/n77/n78。おおむね全三大キャリアを網羅しています。キャリア通信に対応しないDIGNO WXでは、IEEE802.11a/b/g/n/acの他に、高速ローミング規格であるIEEE802.11k/rに対応。
本体色はDIGNO SX2がネイビー、DIGNO WXがブラックのみ。DIGNO SX2は6月中旬に、DIGNO WXは9月より販売を開始予定。別途、配送から修理サービス、リサイクルまでを京セラがサポートする「京セラモバイルサポート」に対応しています。
DIGNO SX2 | DIGNO WX | |
---|---|---|
OS | Android 11 | |
SoC | Snapdragon 480 5G | MediaTek Helio P65 |
メモリ | 4GB | 4GB |
容量 | 64GB | 64GB |
画面 | 6.1型 FHD(1920×1080) | 6.26型 (1920×1080) |
カメラ | 800万画素 | 1600万画素+800万画素ワイド |
インカメラ | 800万画素 | |
電池 | 4500mAh | 4100mAh |
寸法 | 約72×156×8.9mm,168g | 約76×162×8.7mm,169g |
5G | n3/n28/n77/n78 | 非対応 |
LTE | B1/B3/B8/B18/B19/B28/B41/B42 | 非対応 |
3G | B1/B8 | 非対応 |
その他 | IEEE802.11k/r |