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米FCC、TikTok削除をAppleとGoogleに要請

 TikTokは、中国の巨大企業であるByteDanceが中国国内で提供する「抖音」の海外版であり、その安全性が度々問題となってきましたが、アメリカではその動きが再発したようです。

 CNNが報じたところによると、アメリカの連邦通信委員会(FCC)のコミッショナーであるBrendan Carr氏が、AppleとGoogleに対し「TikTokを運営するByteDanceは中国の法律により政府からの監視要求に応じる義務がある」として、安全保障上の理由により、TikTokを両社のアプリストアから削除することを要請。TikTokを「羊の皮を被った狼」と表現し、その文書を公開しました。

 アメリカのBuzzFeed Newsが先月報じた、ByteDanceの中国人エンジニアがアメリカのTikTokのユーザーの個人情報を取得していた報告を根拠としています。これについてAppleとGoogleから声明は出されていません。

 TikTokは以前に、アメリカ在住ユーザーのデータを、米国に置いている自社サーバーからカリフォルニアで創業したOracleのクラウドサーバーに移管すると発表していました。

 これまでもTikTokは中国国外、特にアメリカやインドで問題視されており、前大統領のドナルド・トランプ氏によって事業売却、実行できなければサービス停止などが求められ、MicrosoftやOracle、Twitterと交渉するも失敗。政権交代などによりサービスは提供できているまま今に至りますが、中国と緊張状態にあるインドではTikTokをはじめとしたさまざまなアプリの配信が禁止されています。

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