先日発表された、Motorola最新の縦折り式スマートフォン「moto razr 2022」では、先代端末と比較してデザインや端末の構造が大幅に変更されています。この設計変更に関して、中国のYouTubeチャンネルである微机分WekiHomeが、端末の分解動画を公開しました。
同チャンネルが公開した分解動画では、約13分にわたってmoto razr 2022に搭載されている内部部品を、先代のmoto razr 5Gと比較を行いながら解説しています。
元々、先代のmoto razr 5Gにおいては、特徴的だった「あご」の部分に小さなバネのような部品が搭載されており、ディスプレイを上下に動かすことによって折り目を最小限にしていました。新しいmoto razr 2022では、ディスプレイの上下が固定されており、端末中央のヒンジにディスプレイが水滴型に折り畳まれることによって、「あご」が不要になり、折り目もさらに目立ちにくくなっているとのこと。
動画内では、先代端末とのわかりやすい比較も行われていますが、SamsungやXiaomiの折りたたみスマートフォンに採用されているものとほぼ同じ水滴型のヒンジ構造により、折り目はさらに目立ちにくくなりました。
ヒンジ以外の部分に関しては、多くの折りたたみスマートフォンと同じ方式を採用。本体に搭載している3500mAhのバッテリーは、折りたたんだ際の上部と下部のそれぞれ2つに分割されています。
また、Snapdragon 8+ Gen 1を搭載する本端末では、端末の冷却にベイパーチャンバーを利用しておらず、代わりに複数の銅製シートやサーマルペーストを利用しているとのこと。
moto razr 2022は、中国国内向けに既に販売を開始しているものの、グローバルでの展開に関して正式発表はありません。ただ、一部関係者やアナリストによる分析では、グローバルでの展開はほぼ確実と予想されており、日本国内での販売にも期待が持てます。