米Snap社は現地時間31日、マップをベースとしたソーシャルアプリ「Zenly(ゼンリー)」のサービス終了を発表しました。
Zenlyは2015年にフランスのZenly社が開発したスマホアプリで、2017年にSnapchatを運営する米Snap社が買収。友達と位置情報の共有ができたりマップを埋めていくことができたりすることで日本でも人気を博しており、今年4月には大規模アップデートが行われたばかりでした。
現地時間31日午後10時に公開された米Snap社のニュースリリースでは、同社CEOのEvan Spiegel氏から従業員に宛てたメモとして2023年の事業再構築計画について述べられています。収益成長率の低迷により優先事項に集中する必要があるとした上で、Snap Originals等への投資中止に加え、独立アプリであるZenlyとVoiseyを終了する段階に入った、とのこと。
さらに、従業員を約20%削減することを発表。これは収益化加速とリスク減のバランスを取るためと説明しています。
Zenlyのサービス終了の具体的なスケジュールについては触れられていません。Zenly公式アカウントは20時頃に「数ヶ月後に提供を終了」するとツイートしました。それまでは今まで通りアプリを使用できるようです。現段階ではAppStoreやGoogle Playストア、HUAWEI AppGalleryからアプリをインストールできます。
zenlyをご利用くださっている皆さまへ
日本でも多くの方々にご利用いただいているzenlyですが、親会社の事業の再構築と再集中化にともない、数カ月後に提供を終了いたします。
現在のご利用には直ちに影響はありませんが、今後また追ってご案内させていただきます。#サービス終了突zenly— zenly japan (@ZenlyJP) September 1, 2022