MediaTekは、ミッドレンジSoCの「Dimensity 1080」を発表しました。比較的安価な端末に搭載されていたDimensity 920の後継に当たります。
Dimensity 1080はTSMCの6nmプロセスで製造されるミッドレンジSoC。型番の数字は先代の920から1080へと桁が上がりはしましたが、実際のスペックはそこまで飛躍してはいないようです。
CPUは最大2.6GHz駆動のCortex-A78×2と2.0GHzのCortex-A55×6という構成で、クロックが0.1GHz向上したのみにとどまります。GPUもMali G68 MC4で、これも先代と同じ。
大きく変わったのはカメラ周り。2億画素センサーに対応するようで、今後安価なモデルでも2億画素カメラを搭載するモデルが増える可能性はありそうです。
DimensityシリーズはMediaTekシリーズの5G対応SoCであり、言わずもがな5Gに対応していますが、Sub6のみでミリ波には非対応。Wi-Fi 6Eにも対応せず、5GHz帯を利用するWi-Fi 6止まり。
Dimensity 1080を搭載するスマートフォンは2022年第4四半期に販売される予定。