中国微博を中心に活動する、未公開情報の発信者「数碼閑聊站」氏は、OPPOの次期ハイエンド機「OPPO Find X6」シリーズについて言及しました。
それによるとX6シリーズのMariSilicon Xは一段階完成度が向上、そしてメインカメラにIMX989を搭載、チップレベルの4K HDR夜景動画撮影が可能となり、三眼のうちメイン以外に50MPカメラ搭載で格段に良くなっているとのこと。
Sony IMX989は1型撮像素子。1型はコンパクトデジタルカメラに搭載されているセンサーサイズ。大きいほど多くの光を取り込めるため有利になります。
AQUOS R6で先んじて1型撮像素子を搭載したシャープは、2022年にIMX989搭載機AQUOS R7を投入、XiaomiもIMX989搭載のXiaomi 12S Ultraを投入。ハイエンドスマホのカメラは1型撮像素子の時代へと突入しました。
このほかにもVivoなどもIMX989搭載機の噂があります。
OPPOは画像処理チップMariSilicon Xを発表、一部機種に搭載していますが、現時点では大きな効果はありません。静止画の合成処理はQualcommのISPでも可能ですし、そもそもバックグラウンドで行えばいいからです。しかし4K HDR夜景録画となれば高度なリアルタイム処理性能が要求されるため、米国の政治リスク対策ではない、実用面での効果が発揮される余地が出てきます。
OPPO Find X5 Proは先代の撮像素子継続、日本市場未投入などハイエンドにおける存在感を失いつつあるOPPOですが、次機種では再び脚光を浴びる可能性があり、続報を期待して待ちたいところです。