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arrows N F-51C、スナドラ695で約10万円のボッタクリ価格。

 NTTドコモは、Androidスマートフォン「arrows N F-51C」について、2023年1月24日から予約受付を開始しました。発売日は「2月以降予定」。

 予約受付開始にあたって定価も明らかとなっています。価格は9万8780円。結論から言うと今は買うべきではありません。

 電池や電子部品を除く、本体外装67%を再生素材で構成。ドコモオンラインショップ販売分は機種代金の1%相当を、米国の環境保護NGOのWWFの日本支部にあたる公益財団法人WWFジャパンに寄付するなど、「エシカル」を謳う本機種。

 スマートフォンとしてはSnapdragon 695 5G Mobile Platform、120Hz OLED、4600mAh電池を搭載します。

 Snapdragon 695は2021年に発表されたミッドレンジSoC。Qualcommのチップ戦略も影響して、2022年は廉価機種の多くが搭載していました。

 Snapdragon 695を搭載した機種の定価の相場としては4万円ほどで、レンジは2万円~6万円台といったところ。Redmi Note 11 Pro 5GはSnapdragon 695、120Hz OLED、5000mAh電池を搭載して4万4800円。arrows N F-51Cの9万8780円というのは法外に高いです。

 eSIMに対応したデュアルSIM仕様にはなったものの、他社プラチナバンドは非対応でドコモに最適化されておりほとんど意味がありません。

 スマートフォンの性能として見えにくい部分では、画質や音質があります。メーカーのチューニングによる部分も大きいですが、サムスン製のパネルを使っているため画質面では期待できる余地があります。

 ただ同じくSnapdragon 695搭載の機種として、240Hz IGZO OLED、独立画質処理チップを搭載し、著作権保護のかかったSVODでも動画フレーム補間処理を達成する圧倒的なオーディオビジュアル性能を誇るAQUOS sense7 plusですら、6万9840円です。ここまでやっても世の評価は「高い」でした。

 しかしながらarrowsの価格の歴史を見ると、1年も経てばarrows NX F-01Kは当初9万円の価格から一括648円に、arrows 5Gは当初12万円の価格でMNPやマイグレで一括0円に。分離プランになってもこれまで通りの古い商法を続けると考えれば、法外な値段も納得できます。様子見が賢明でしょう。

 なお返却プログラムや特価販売を考慮するならば、値引き額の大きさはiPhoneが顕著です。Appleは2030年までにサプライチェーンから製品ライフサイクル全てにおいてカーボンニュートラル100%達成を掲げ、低炭素製品設計、リサイクル可能素材使用の推進、使用済みiPhoneの分解と素材回収をロボットで実施、世界のApple施設内の電力を100%再生可能エネルギーで発電といった「エシカル」な環境への取り組みを積極的に行っています。

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